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日本の財政問題、対応なければ10年以内に金利暴騰も=全銀協会長 [11/07/09]
[東京 9日 ロイター] 全国銀行協会会長に就任した三菱東京UFJ銀行の永易克典
頭取はロイターとのインタビューで、日本の財政問題について、基礎的財政収支(プライ
マリーバランス)を均衡させる手を打たなければ、向こう10年以内に日本国債が暴落し、
金利が暴騰する可能性があるとの懸念を表明した。
邦銀は預金が貸出金を大きく上回る預金超過状態で、日本国債の最大の買い手となって
いるが、今後は高齢化の進展で預金超過は解消に向かうとし、「海外の資金で国債のファイ
ナンスをしなければならなくなった時にプライマリーバランスが取れていないと大変なこと
になる」と危機感を示した。
また、リーマンショック後、国債の比重が過剰に増えている銀行の資金運用については
「現在、いろんな研究を進めている。今後の運用は国債一辺倒ではなくすつもりだ」と語った。
インタビューの詳細は以下の通り。
――日本国債の危機が指摘され始めているが、どう見ているか
「ポイントは二つある。一つは金融機関の預金量だ。まだコンスタントに増えているが、
未来永劫に増加が続くかというとそんなことはない。人口構成が変わり、高齢化によって、
その資金量の増加がどこかで終わる時がくる。郵貯も含めてだ。そうすると、海外投資家の
資金で日本国債のファイナンスをしなければならない状況になる」
「もう一つは、財政規律の問題だ。やはりプライマリーバランスが取れていない現在の
状況は望ましくない。一般に言われているほど現状は悪くはないとしても、このままでは
悪化の一途で、大変リスクが高い状況になっていく。全体のプライマリーバランスが取れれ
ば、そんなに大ごとにはならないだろう」
「(金融機関の国債の吸収力が限界に来た時に)プライマリーバランスが取れていないと
なると、金利が一気に暴騰することも十分ありうる。そのタイミングがどの辺になるのかが
問題だが、10年サイクルではない。もっと近い。急いで対応を取らなくてはならない」
――銀行は国債ばかり買っていて、リスクを取っていないという批判がある
「国内の経済主体の資金ニーズを考えると、企業が資金の取り手だった時期があり、銀行
も必死で預金を集め、それに応えてきた経緯がある。ところが今や、企業も資金の出し手で
、個人も出し手だ。資金が必要なのは政府部門しかいない。こうした構造要因がバブル崩壊
以降、ずっと続いている」
ソース
http://money.jp.msn.com/newsarticle.aspx?ac=JAPAN-221128&cc=03&nt=00
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