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債務の荒海に船出したポルトガルの挑戦 ゴルフと芸術で富裕層誘致へ[11/07/08]
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920016&sid=aKZvZW4Uk32Y
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7月8日(ブルームバーグ):イワシ漁で生計を立てているポルトガルの小村メイアプライアの
オーシャンテラスで、セルヒオ・ビダル・バラゲル氏は世界的な経済的災厄の中から
「ぜいたく新時代」への需要が生まれると見込み、10億ドル(約810億円)を投資する計画を
披露してくれた。
スペイン人のバラゲル氏(40)はマドリードを拠点とするグルポ・ミラゴルフの会長。
大志を抱いている。
「フェルディナンド・マゼランは1522年、未来への新航路を開くためここから船出した」。
富裕層にとって未踏の辺境であるこの小村を探検するためにオニリア・パルマレス・ビーチ・アンド・
ゴルフ・リゾートに集まったビジネスマンや政治家の同志たちとゴルフを楽しんだ後、バラゲル氏は
こう言った。
自身を待ち構えている冒険の旅について「われわれは、危機後の世界に向かって提案する
ぜいたく新時代のモデルを構築している。そこには海図などない」と語る。
ポルトガル観光相を長く務めるベルナルド・トリンダデ氏は昼食時に、
われわれに残された唯一の選択肢は直感に従って進むことだと指摘した。
「賭けを続けなければならない」。同氏はポルトガルの1600億ユーロ(約18兆5000億円)に上る
債務の返済計画策定を担う政府関係者の1人だ。
■百万長者の苦悩
ポルトガル政府の航行技術が国際的な舞台で試されている。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・
サービスは5日、ポルトガルの格付けを「Baa1」からジャンク級(投機的格付け)の「Ba2」に
引き下げ、格付け見通しを「ネガティブ」とした。
一方、スペインはムーディーズが長期国債の格付けをさらに引き下げるのを阻止しようとしている。
格付けは3月に「Aa2」に引き下げられた。
フィデリティ・インベストメンツ(ボストン)の2011年の調査によると、富裕層の約40%は
景気低迷の痛手を和らげるために、750万ドルの資産を保有していなければ裕福だと感じることが
できないでいる。バラゲル氏は、次世代の百万長者たちは支出にもっと見合うだけの大きな価値を
求めるとみており、その要望に応えるつもりだ。
ポルトガルの不動産開発会社オニリアSGPSの会長で、同国の首相経済顧問でもある
ジョゼ・カルロス・ピント・コエリョ氏(64)は「ぜいたく新時代」への過渡期を象徴するような
人物だ。
同氏によると、資産が減り、数兆ドルに上る債務で傷ついた金融環境をさまよう百万長者たちは、
ビジネスマンや政府に対し、ぜいたくな生活と商業との関係を見直すよう求めている。
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■ゴルフの美学
だからコエリョ氏の29歳の双子の息子、ジョアン氏とアントニオ氏は今年、
不安を抱える百万長者たちのためにここメイアプライアとターキッシュリビエラでの
「ぜいたく新時代」プロジェクトの開発に約1億8000万ユーロを投資した。
バラゲル氏は中南米や欧州の次世代の百万長者の娯楽として計画したこれらのプロジェクトについて
「ゴルフは芸術だ。だから芸術家が必要だ。私の富裕層向けリゾートには将来、世界有数の芸術家たちが
加わるだろう」と語った。
期待はさらに膨らむ。
「私がターゲットとする市場は現地に現代美術の美術館があることを望んでいる。
計画を進め、芸術家に美術賞を授与し、美術基金も設立するつもりだ」。
-以上です-
関連スレは
【格付け】ポルトガル格付け4段階引き下げ 投機的等級の「Ba2」=ムーディーズ[11/07/06]
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/bizplus/1309907666/l50
など。
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