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テマセックが「まるで沈む船からねずみが逃げ出すように」慌てふためいて中国の銀行株を処分している理由はLGFVに対する懸念
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投稿者 TORA 日時 2011 年 7 月 07 日 13:27:43: CP1Vgnax47n1s
株式日記と経済展望
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テマセックが「まるで沈む船からねずみが逃げ出すように」慌てふた
めいて中国の銀行株を処分している理由はLGFVに対する懸念です。
2011年7月7日 木曜日
◆中国銀行界の「飛ばし」問題 LGFVはいずれ大問題に発展する 7月7日 広瀬隆雄
http://markethack.net/archives/51747698.html
先日、シンガポールのSWF(ソブリン・ウエルス・ファンド)、テマセックが中国の四大銀行のうち2行(中国銀行、中国建設銀行)の株式を処分したと発表しました。
金額にして36億ドル相当です。
このニュースは欧米の機関投資家にチョッと驚きを持って迎えられました。
なぜならテマセックは所謂、戦略的投資家として長期に渡って中国の大手銀行と付き合ってゆくだろうというのが世間の理解だったからです。
そのテマセックが「まるで沈む船からねずみが逃げ出すように」慌てふためいて中国の銀行株を処分している理由はLGFVに対する懸念です。
LGFVとはLocal Government Financing Vehicleの略で中国の不動産開発の際に組成される特別目的会社(SIV)を指します。
早い話がペーパー会社です。
そのペーパー会社が名目上の融資先になるので中国の銀行は「直接、地方政府に融資してはならない」というルールを迂回できるわけです。
先日、ムーディーズは「LGFVを使ってアレンジされた貸付は5000億ドルくらいあると思われる。しかもその内容は悪化している」というコメントをしました。
ムーディーズがどうやってこの試算に到達したかに関してはいろいろ批判もあります。
しかし既にLGFVの債務残高が中国のGDPそのものを超えていることは金融関係者の多くが認めるところです。
それらのLGFVは保険会社などを通じて「確定利回り商品」のような感覚で一般投資家に販売されています。
それらの「財テク商品(WMP:Wealth Management Products)」が利払い困難に陥った場合、オフバランスシートに「飛ばし」てあるそれらの債務は銀行のバランスシートに押し戻される可能性があります。
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