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日生、海外強化に活路
独大手と提携 国内市場は頭打ち
日本生命保険が5日発表した独保険大手アリアンツとの資本・業務提携は、国内の生保市場が頭打ちとなる中で、海外での収益拡大に活路を見いだす狙いがある。(小林泰明、田中宏幸)
国内で圧倒的な強みを誇る日本生命にとって海外強化が課題だけに、世界展開する欧米の有力グループとの提携は、自らが掲げる「強者連合」の実現に向け大きな一歩となりそうだ。
日本生命の筒井義信社長は、アリアンツが発表した声明の中で「今回の投資は両社の長期的な協力関係を築くためだ」との考えを示した。筒井社長は4月の社長就任以来、「世界の優秀な金融機関、保険会社と強者連合を作る」と公言しており、アリアンツへの出資は自らの指揮による具体化の第一弾となる。
仏アクサや、オランダのINGグループなど、有力保険会社がしのぎを削る欧州で、日生がアリアンツを提携先に選んだのは、両社の経営トップ層にもともと交流があり、筒井社長が望む「長期的な協力関係」を期待できる信頼を得やすかったことが決め手になった。
日生は、今回の出資を通じて、アリアンツが強みを持つ商品開発力や、資産運用、人的交流などで幅広い提携関係を築きたい考えだ。
日生は米保険大手プルデンシャルとの提携では、傘下のジブラルタ生命保険から、貯蓄性が強い外貨建ての年金保険などの商品提供を受けている。欧米保険会社は外貨での運用実績が豊富なだけに、アリアンツからも同様の商品供給を受ける可能性が高い。
アリアンツも自己資本が強化できるほか、出遅れている日本市場の強化のきっかけになるとの期待があるとみられる。
大手生保では、第一生命保険が豪州の生保を完全子会社化したほか、明治安田生命保険がドイツや中国の生保に出資するなど、「セイホ」の海外進出が相次いでいる。
国内生保各社は、既存の生保が強い欧米では有力社との提携で資産運用や商品開発のノウハウを取り込む一方で、アジアでは現地の提携相手を通じて積極的に生保商品を売り込む戦略を描いている。
(2011年7月6日 読売新聞)
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