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上海外為市場=人民元が対ドルで最高値更新、終値6.4629元
2011年 07月 4日 21:25 JST
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[上海 4日 ロイター] 週明け4日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで3営業日ぶりに上昇し、取引時間中には過去最高値を更新した。中国人民銀行(中央銀行)が人民元の対ドル基準値を、同値としての過去最高値に設定した後を受けた。ただ市場は人民元上昇ペースについて、依然として慎重になっている。
ディーラーらによると人民元には一段の上昇余地があるものの、国際商品相場上昇による物価押し上げ圧力が弱まる中、人民元の値上がりペースは不透明感が増している。
トレーダーらによると、中国の高いインフレ率は、人民元上昇の直接的な原因とはみなされていないという。
人民元CNY=CFXSはこの日、2005年7月の元切り上げ以来の最高値となる、1ドル=6.4599元を記録。昨年6月の元相場弾力化以降の上昇率は5.67%、年初来の上昇率は2.13%。終値は6.4629元と、前営業日(1日)終値6.4649元に比べ元高・ドル安。
中国人民銀行は取引開始前に、人民元の対ドル基準値CNY=SAECを6.4661元と、同値としての過去最高値に設定した。
中国本土市場のトレーダーの多くは今年初めの時点で、人民元が2011年通年で5─6%上昇すると予想。しかし世界市場の不確実性のため、政府はこれまでのところ、人民元の許容上昇幅について、予想よりも慎重になっているとみられる。ある上海の欧州系銀行のディーラーは「市場と国内経済には多くの不確実性があるため、われわれは人民元上昇ペースについては非常に慎重にみていくだろう。またインフレ圧力の低下で政府は人民元政策について、より慎重になるかもしれない。しかし現時点においては、人民銀行が当面、人民元相場を上昇させる意向であると依然信じている」と語った。
中国人民銀行は4日、第2・四半期の金融政策委員会開催後に発表した声明で、人民元の為替相場の基本的な安定を保つ方針を改めて示したほか、現在の慎重な金融政策を堅持すると表明した。
ドル・人民元の1年物NDFCNY1YNDFOR=は6.3700元と、前営業日終値6.3680元からほぼ変わらず(若干の元安・ドル高)。NDFに織り込まれた人民元の1年後の上昇率は1.51%と、前営業日の1.54%を下回った。
人民元の対円相場終値は、100円=8.0174元(前営業日終値は8.0097元)、対ユーロ相場終値は1ユーロ=9.3930元(同9.3828元)。
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