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菅直人は政党政治を破壊するモンスターになろうとしている - (ひょう吉の疑問)
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投稿者 七転八起 日時 2011 年 7 月 04 日 13:19:54: FjY83HydhgNT2
http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/f9ac88256d359a577f3a0055ae52c672
日本は三権分立の国だ。
通常は三権分立の成立のあと政党政治が発達する。
アメリカ式の三権分立(大統領制)では、大統領(行政権)も国会議員(立法権)も直接国民から選ばれる。
だから、大統領が民主党でも、議会の多数派は共和党になるということは、常に考えられることである。
ところが議会の本場イギリスやそれを真似した日本では大統領制は取られていない。
イギリスや日本は議院内閣制を取っている。
これは国王が議会の多数派を占める政党の代表を宰相に任命するという慣例から生まれたものだ。
国王のいないアメリカではこのようなことができなかったから、大統領も直接国民から選ぶしかなかった。
このことを考えると、議院内閣制は大統領制と違って行政権と立法権の強い信頼関係の上に成り立っている制度であることが分かる。
日本の首相を選ぶのは国民ではない。国会議員の中から国会議員が首相を選ぶのである。
その意味で国会議員と首相との信頼関係は大統領制よりも強いものである。
ところが菅直人はこの信頼関係を裏切った上で首相を続けようとしている。
なぜ続けられるのか。
それは議院内閣制が、政党政治の上に立脚しているにもかかわらず、国民の信任を集めた政党(民主党)の代表としての責任を放棄した上で、行政権だけを行使しようとする禁じ手を使っているからである。
日本は歴史的には三権分立の成立よりも以前に政党の動きが活発であった。
政党政治の中から日本の民主主義が生まれてきた。
政党政治は日本の政治の要である。
アメリカ流の三権分立では三権はそれぞれ独立しているから、大統領に議会の解散権はない。
ところが議院内閣制の日本では、首相に衆議院の解散権がある。
これはよく指摘されることだが、首相の解散権を振り回せば、日本の首相はアメリカの大統領よりも強い権限を議会に対して持つことができる。
解散権を持つ日本の首相はアメリカの大統領よりも強大な権限を持つことができる。
ところがそう見えないのは、首相が与党(民主党)の代表として責任を持ち、それが実現されないときには自ら身を引くことが当然と考えられていたからだ。
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