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来るべき不況を楽しめ?
緊縮一本やりの姿勢に潜むリスク2011.06.30(Thu) Financial Times Financial Times Tweet
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upperline(2011年6月29日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
来るべき不況を楽しんでくれ――。国際決済銀行(BIS)は、米国など多額の債務を抱える国々にはっきりとそう言っているわけではない。しかし、同行がまとめた最新の年次報告書が暗示しているのは、そういうことだ。
筆者はかつて、ウィリアム・ホワイト氏が首席エコノミストを務めていた時期のBISが金融と財政の行き過ぎについて発した警告を高く評価したし、ホワイト氏の後を継いだスティーブン・チェケッティ氏も尊敬している。しかし、この報告書の主張には同意できない。世界中が一斉に緊縮策に走る際の障害を軽視しているからだ。
「抑制された恐慌」に陥った世界
確かに、緩和的な金融・財政政策を続けるのは居心地の悪いものである。しかし、異例な時期には異例な政策が必要だ。
スイス・バーゼルの国際決済銀行(BIS)本部〔AFPBB News〕
現在はなぜ異例な時期だと言えるのか? それは、多くの国が調査会社ジェローム・レヴィ経済予測センターの言うところの「抑制された恐慌」、すなわち民間セクターがデレバレッジング(負債圧縮)を続ける時期に入ってしまったからである。
BISの報告書は、この見方を暗に否定している。そして世界中が金融と財政の引き締めに乗り出すべきだと主張している。
この主張は2つの認識に基づいている。第1の認識は、世界経済の生産能力はフル稼働に近い状況にあるというもの。
第2の認識は、「公的セクターはもとより民間セクターについても過剰な債務の圧縮に取り組むことが、バランスの取れた(実質ベースでの)高成長および安定した金融システムの強固な基盤を築くカギだ。このことは、民間の貯蓄を増やすことと、危機の中心にいる国々が赤字の削減に向けて大々的な対策を講じることの両方を意味する」というものだ。
もし世界中央銀行があったなら
では、金融政策から考えてみよう。まず、世界全体の金融政策を担当する中央銀行があり、それがインフレターゲットを採用していると仮定しよう。インフレ期待が抑制されている時にコモディティー(商品)の価格が上昇してきたら、この世界中央銀行はどんな対応を取るべきだろうか?
恐らくこの中央銀行は、これは相対価格の変化であり、生産能力と実質賃金を引き下げるものだと認識するだろう。
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