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<東日本大震災>赤プリ、月末閉鎖 被災者新たな避難先へ
毎日新聞 6月28日(火)11時16分配信
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旧グランドプリンスホテル赤坂
東日本大震災の被災者を受け入れてきた旧グランドプリンスホテル赤坂(東京都千代田区)が、今月末で避難所としての役割を終える。東京都は被災者の希望を踏まえ新たな滞在先を決めたが、ホテルで知り合った人と離ればなれになることを不安に思う被災者もいる。避難先が変わっても、先の見えない不安定な生活が続く。【柳澤一男】
【被災者に聞く】いま、あなたの宝物は何ですか?
ホテルは「赤プリ」の愛称で親しまれていたが、老朽化のため3月末で営業を終えた。震災発生後は都と共同で福島第1原発の周辺自治体などから避難者を受け入れてきた。都住宅政策推進部によると、27日現在で264世帯579人が生活している。
都は再移転先として江東区の都営住宅や台東区の旅館・ホテルを用意したほか、民間の賃貸住宅を借り上げ、希望調査を基に抽選を行い、新たな避難先を決めた。
赤プリから近くの小中学校に通う子供がいる約20世帯には、転校せずにすむよう、1学期中は近くの公営施設を提供する。2学期以降も近隣で滞在可能な公務員住宅を用意する方針という。
だが、新たな生活の場がなかなか決まらない人もいる。
福島県いわき市の女性(65)は「赤ちゃんだから放射能の影響が心配」と、1歳3カ月の孫を連れて避難してきた。地元には息子夫婦や高校生と小学生の孫が残っている。「何かあった時、すぐ誰かに助けてもらえる」と次の滞在先もホテルを希望。6月上旬の調査では、孫がはいはいできるようにと和室の旅館などを選び、第3希望まで記入したが、抽選に漏れてしまった。
24日にようやく港区内のビジネスホテルに内定したが、ワンルームで収納スペースもないため、もう少しいい場所はないかと探しているという。「滞在先が決まらないと落ち着かず、不安だけが大きくなってしまう」
「引っ越した後も子育てや支援に関する情報が届くのか」。会社員の夫(31)を地元に残し、1歳になったばかりの長男と2人で避難生活を送るいわき市の主婦(27)は、移転後の情報不足を心配する。自分で探した世田谷区内の民間アパートに転居するため、赤プリで知り合った「ママ友」と離ればなれになってしまうといい、「予防接種や子供の食事支援などの情報が共有できなくなってしまう」と心配そうに話した。
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最終更新:6月28日(火)11時29分
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