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東日本大震災:石巻にケア付き仮設「小国の郷」 120人出席し開所式 /宮城
石巻市の社会福祉法人「石巻祥心会」(宍戸義光理事長)は24日、日本財団の支援を受け、同市須江小国に建設していたケア付き仮設住宅「日本財団ホーム小国の郷」の開所式を行った。式には、財団の笹川陽平会長や入所者ら約120人が出席。入所者は「安心して生活ができる場ができた」と喜んだ。
小国の郷は、東日本大震災で自宅などを失った障害者と家族の生活基盤を支えるのが目的。世帯向け(約9畳)が40室。単身グループホーム用個室(約4・5畳)が14室。全室にナースコールが取り付けられ、5人のスタッフが24時間常駐する。家賃は無料だが光熱費は実費。入居期間は最長2年で、27日から入居が可能となる。
入所者代表の村山信二さん(26)が「全国のみなさんの支援で町も少しずつきれいになってきた。仮設住宅もでき、頑張っていく元気がでました」と感謝の言葉を述べた。家や車を失い知的障害者の息子(25)と避難生活を送っていた同市大街道南4の母親(52)は「安心して生活ができる場ができた。早く元の生活に戻れるよう頑張ります」と笑顔を見せた。【石川忠雄】
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