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http://sankei.jp.msn.com/region/news/110614/ymn11061401510002-n1.htm
甲府圏域案、異論出ず 山梨リニア駅、JRが説明
2011.6.14 01:50
リニア中央新幹線建設促進県期成同盟会の臨時総会が13日昭和町で開かれ、リニアモーターカーによる中央新幹線計画について、JR東海が県内概略ルートと中間駅の設置位置を集まった会員約300人に説明したが、出席者から異論は出なかった。
県民の最も関心が高い中間駅では富士・東部、峡東、峡中、峡南の4圏域が綱引きを展開した。臨時総会では4圏域の各候補地をJR側が比較対照し、概略ルートを設定した計画段階環境配慮書を基に説明した。この中で駅に必要な1キロ区間を直線で設計できること、高低差がないフラットな地形、他の交通機関・高速道との連携、環境影響などを条件とした場合、甲府市と中央市、昭和町の一部とする甲府圏域が適地とした。
JR側の中間駅案には反対意見はなく、「いたしかたないという感じ」(石井由己雄大月市長)など会員はJR側の詳細説明に納得せざるを得ない様子。むしろJRが直径5キロの面的範囲で示した中間駅案には「いつになれば点で示せるのか」、また「駅舎建設費が350億円といわれるがJRの配慮は」と、今後の展開に関する質問が飛び出した。
同席したJR東海の東海道新幹線21世紀対策本部、宇野護本部長は「駅設置場所の詳細は準備書(環境影響評価結果案の公表)の段階で確定する。約2年間内だ」。駅舎建設費をこれまでJR側は「地元負担が原則」としていたが、宇野本部長は「大きなテーマと認識している。今後の課題だ」と述べ、柔軟な姿勢をみせた。
臨時総会後、横内正明知事はJR側の中間駅案に関して記者団に「技術的に検討した上での位置で県全体からのアクセスもいい。甲府盆地南部が適地と思う」と印象を語った。
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