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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110619/t10013618081000.html
“米 タリバンと和平へ接触”
6月19日 4時30分
アフガニスタンのカルザイ大統領は、来月に迫ったアメリカ軍の撤退開始を前に、アメリカが反政府武装勢力タリバンとの和平交渉に向けて、タリバン側と個別に接触していることを初めて明らかにしました。
アフガニスタンのカルザイ大統領は、18日、首都カブールで演説し、反政府武装勢力タリバンとの和平交渉に向けた対話を進めていく考えを改めて強調しました。そのうえで、「外国の軍、特に、アメリカもタリバンと対話を進めている」と述べ、アメリカが来月の駐留部隊の撤退開始を前に、タリバンと個別に接触していることを初めて明らかにしました。アメリカ政府は、タリバンとの接触について公式には認めていませんが、カルザイ政権とタリバンとの和平交渉を後押しすることで治安の改善を進め、撤退に向けた環境を整えるねらいがあるとみられています。ただ、カルザイ大統領は、タリバンとの具体的な対話の内容には触れず、タリバン指導部との直接的な交渉までには至っていないとしています。カブールでは、18日、中心部の市場にある警察署がタリバンの襲撃を受け、市民や警察官など9人が死亡するなど、タリバンは徹底抗戦の構えを崩しておらず、本格的な交渉に至るには難航が予想されています。
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