http://www.asyura2.com/11/lunchbreak48/msg/192.html
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110619-00000048-jij-soci
「支援の思いに応えたい」=復興ファンドで再起へ―老舗の水産加工店・宮城気仙沼
時事通信 6月19日(日)16時5分配信
津波で漁港が壊滅的打撃を受けた宮城県気仙沼市。復旧作業が進む中、同市で50年以上の歴史を持つ水産加工業「斉吉商店」も再開の準備を急いでいる。資金の一部は東京の会社が募集した「復興ファンド」。応募した市内8社のうち、いち早く満額が集まった。社長の妻で専務の斉藤和枝さん(49)は「感謝と責任感でいっぱい。思いに応えることが励み」と気を引き締める。
斉吉商店は皮肉にも解体予定だった古い倉庫だけを残し、店舗や工場全てが津波で被災した。本店は約1キロ流され、看板の「吉」の字だけが見つかった。和枝さんは「吉が残った」と笑うが、当初は絶望的な気持ちになったという。
そんなとき、知人の県職員に紹介されたのが復興ファンド。1口1万円で半額は義援金として受け取れ、残りが投資になる。斉吉商店は半信半疑で再開に不可欠な加熱調理機費用にと1000口を申し込んだが、たった20日で満額に。
「再開が楽しみ」「長い目でずっと応援します」。資金と一緒に寄せられたメッセージに、和枝さんは「融資と違う温かい思いが詰まったお金。使命感がある」と目を潤ませた。
看板商品はサンマのつくだ煮「金のさんま」。何十年も継ぎ足した煮汁だけは従業員が工場から持ち出してくれた。漁期の9月までに仮工場を再建する計画。軌道に乗った後は、5年後を目標に海鮮丼の店も再開したいという。
「開店日には食べ放題にして、支援してくれた人をもてなしたい。津波を笑い飛ばす日。どんなに楽しいだろう」。和枝さんはその日を目指し、忙しそうに動いていた。
【関連記事】
義援金交付、兄弟への拡大を検討=岩手県
復興再生の道筋見えず=原発事故収束なお不明
作家がチャリティーサイン会
義援金辞退を撤回=「強い世論に従う」
日赤職員かたり義援金募る=掲示板に書き込み、男逮捕
最終更新:6月19日(日)16時9分
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。