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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011061402000187.html
ベトナム介入 舞台裏報告 米秘密文書を公開
2011年6月14日 夕刊
【ワシントン=久留信一】米国が泥沼化したベトナム戦争に介入を深めた経緯を記録した国防総省機密文書(ペンタゴン・ペーパーズ)が十三日、機密指定を解除され、米国立公文書館などが全文を公開した。米政府の政策決定や報道の自由をめぐる論争にあらためて光があたることになりそうだ。
文書は米紙ニューヨーク・タイムズが一九七一年にその内容をスクープ、米国がベトナムから撤退する遠因となったことでも知られる。ベトナムでの米軍の軍事訓練など公になっていなかった約二千三百ページ分を含め、全四十七巻、約七千ページに及ぶ。最近では、米国の外交公電を公開した内部告発サイト「ウィキリークス」との比較で注目を集めた。公文書館のウェブサイトやケネディ大統領図書館などで閲覧できる。
六七年に当時のマクナマラ国防長官が命じて作成した。ベトナム関与を一段と深めるきっかけとなった六四年の「トンキン湾事件」が、米軍による偽装工作だったことなどが暴露されている。
共同執筆者の一人だったダニエル・エルズバーグ氏が反戦の立場から内部告発の意思を固め、文書の重要部分をコピーしてニューヨーク・タイムズに渡した。ニクソン政権は「米国の安全保障を脅かす」として、掲載差し止めを連邦地方裁判所に提訴した。
控訴審が政府の訴えを認め、記事掲載は一時ストップしたが、他の米メディアも報道に参加。最終的には連邦最高裁判所が「政府は説明責任を果たしていない」として「報道の自由」を掲げたメディア側に軍配を上げた。
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