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東日本大震災3カ月 避難長期化 「プライバシーがない」急増
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投稿者 sci 日時 2011 年 6 月 11 日 19:59:42: 6WQSToHgoAVCQ
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【東日本大震災3カ月 避難長期化】「プライバシーがない」急増
2011.6.11 17:10
気仙沼市の避難所になっている階上中学校の体育館。震災から3ヶ月たつ現在も、仮設住宅の抽選に外れたり自宅を修理中の被災者約150人が生活している=6月10日(早坂洋祐撮影)【拡大】
□被災者300人アンケート
岩手県宮古市田老(たろう)地区と同県陸前高田市、仙台市の3カ所で実施した被災者300人アンケートでは、長期にわたる避難所生活が、どのように変化したかを1カ月ごとの時間の経過と合わせて聞いた。
強度のストレス
足りなかったものや困ったことは、地震発生から1カ月目(3月11日〜4月10日)では、3地点のいずれも水、食料、衣類という生活に不可欠な物資の回答が多かった。
2カ月目(4月11日〜5月10日)に入ると、不足して困っていることに「プライバシー」の項目が急増した。3地点とも30%以上を占め、3カ月目(5月11日〜)は陸前高田で54・0%、田老で44・6%と高い割合を占めた。
2カ月目以降は要望も多様化した。「現金がなくて困る」と回答した割合が増加。仙台では「電化製品」のほか、読書やテレビ、パチンコなどの「娯楽」がないとの意見もあった。
被災者の体調の変化についても聞いた。震災直後は風邪や肺炎など呼吸器系疾患を訴える人が多く、いずれの地点も1カ月目は回答者の半分以上にのぼった。
2カ月目からは、強度のストレスや鬱病などの症状を訴える人が目立つようになった。地域的な特徴としては特に田老で3カ月目に入り、強度のストレスを感じる人が26・3%と3地点中で最も多くなっている。
肩こりや腰痛、夜間眠れないことによる睡眠不足をあげた回答も目立ち、長引く避難所での生活で被災者が心身ともに疲労やストレスを蓄積していることをうかがわせた。
再開遠く
一方、震災の影響で、今も「仕事を再開できない状況が続いている」と答えた人は全体の31・0%。3地点のうち割合が最も高いのは田老の36・8%だった。ワカメやアワビ、ウニなど海産物の産地である田老では、津波でほとんどの海産物の養殖施設や海沿いにある加工場が流され、多くの漁師が漁船を失ったことに起因すると考えられる。
田老では、仕事を持つ回答者のうち漁業(兼業を含む)が100人中27人と最も多かった。このうち7割以上が再開のめどは立たないと回答した。
農家への影響の深刻さもうかがえた。仙台では「仕事を再開できない」と答えた人が全体の3割近くいたが、このうち農業を職業とする人は全員、「再開できない」と回答した。
震災の影響を受けていないと答えた人の割合は40・7%、一時中止を経て仕事を再開できたという人は25・5%を占めた。
まとまった金額
義援金についても聞いた。1人当たり必要な義援金の金額は「1001万円以上」と答えた人が全体の31・1%と最多。仙台では全回答者の49・5%が、そう求めていた。ほかは「301万〜500万円」(16・0%)や「501万〜1000万円」(12・6%)が多く、住宅再建や仕事の再開などでまとまった金額を必要とする被災者が多いとみられる。
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