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消防女子 急増中
2011年06月06日
発足したばかりの磐田市消防団女性隊=同市消防本部
裾野市消防団の女性団員による訪問活動。一人暮らしの高齢者宅を回り、防火を呼び掛ける=裾野市消防団提供
県内で女性消防団員が増えている。男性も含めた団員総数は減る中、この2年のうちに4市町で女性消防団が発足した。県の統計ではこの16年で3倍増。全員が20代の女性消防団も生まれた。「地域のために女性だから出来ることを」。そんな思いが活動を支える。
●「顔見える地域で」
「(住宅用)火災警報器はついていますか」「消火器の使用期限を確認しますね」
裾野市の女性消防団員は、春と秋の火災予防運動週間などで地域の家々を回り、火災への注意を呼びかける。
「話しているだけでも、うれしそうにしてくれる。一人暮らしの高齢者がどこに住んでいるのかを確認する意味もあり、やりがいは大きい」
班長の木村珠美さん(34)はそう言う。女性消防団は96年に発足。20代から50代の女性20人が活動する。実際の消火にあたるというより、防火訪問や救命講習など啓発活動が中心だ。
入団10年目で女性消防部長を務める藤森文子さん(48)は4月中旬、東日本大震災の被災地、福島県相馬市を訪れた。同市は、裾野市と災害時の応援協定を結んでいる。福島第一原発からは約40キロ離れているが、津波による死者・不明者は約450人に上る。
藤森さんは、現地の消防団員がボランティアらを誘導する様子を目にした。津波に襲われる前の町並みなど、地域の細かな情報を伝えていたのが印象に残っている。
藤森さんは「地域の住民でつくる消防団だからこそ、地域の顔が見えることを改めて知った。一人暮らしの高齢者が住む家など必要な情報を迅速にたぐることができる」と、消防団ならではのやりがいを語る。
●資格取得にも意欲
県によると、男性も含めた消防団員数は減少の一途。昨年10月の時点で、県内35カ所の消防団のうち、28カ所は定員割れ。団員数は1955年の約5万7千人が、2010年には約2万1千人まで約6割減少した。
一方、94年に80人だった女性消防団員は、10年には250人を数えた。県消防協会によると、09年には、伊豆の国市、菊川市、小山町で女性消防団が発足した。
磐田市消防本部には4月、20代ばかりの13人で消防団の女性隊ができた。会社員の市川裕子さん(26)は「活動を始めたばかりで、実は消防団の具体的なイメージがまだはっきりとは湧いていない」という。
そんな市川さんが入団を決めたのは、先に入団していた友人の匂坂(さぎさか)文恵さん(26)の誘い文句。「磐田市初の取り組みを、地域貢献と合わせてしよう」だった。
市川さんは「地域の役に立つ消防団の女性隊をつくりたい。まずは資格取得などを通しての勉強から」と意欲をみせる。(友田雄大)
◇消防団 市町村が消防組織法に基づいて設置する。消防士らと連携して消火活動にあたるほか、防火・防災の啓発、災害時の救助活動などを行う。団員は非常勤の特別職公務員で、年間報酬は約2万8千500円(県内平均)。全国には2千276団、88万6千457人。このうち女性は1万9千400人(昨年10月現在)。
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