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http://www.chosunonline.com/news/20110607000029
再選に挑む潘基文国連事務総長(上)
「存在感なし」という批判もあったが、挑戦者1人もおらず
潘基文
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は6日、再選に向けた意向を公式に表明した。潘事務総長はこの日、米ニューヨークの国連本部で開かれた定例記者会見で「事務総長の再任について、加盟国の支持を求める。きょう全加盟国に対し支持要請の手紙を送る予定」と語り、再選に向け「出師の表」を出した。
潘事務総長の最初の任期は今年末で満了となるが、既に相当数の国連加盟国が潘事務総長の再任を支持する意向を表明している。特に今年初めには、安全保障理事会の常任理事国5カ国が、いずれも非公式に支持を表明しており、潘事務総長の再任は既定の事実として受け入れられている。ニューヨークの外交関係者は「潘事務総長のリーダーシップに対するコンセンサスが形成されており、挑戦の意向を示すほかの候補者もいないため、難なく再任を果たすとみられる」と語った。
■「魅力がなく、芯もない男」
潘事務総長の最初の任期は、平坦なものではなかった。任期当初から、国連内部で職員たちの反発に直面した。官僚的で非能率的だった国連事務局の組織に改革のメスを入れると、一部の職員たちが露骨に反発した。国連事務次長補以上の高官には財産を公開するよう求め、高官の業務を明らかにして年末にチェックするという手法で、生産性を高めるよう圧迫した。現場と本部職員の間で人事異動も試みた。これに対する職員たちの不満は大きかったが、潘事務総長は改革を推し進めた。
当初、潘事務総長は「カリスマ性がない」と批判され「どこにもいない男」と呼ばれることもあった。欧米のメディアは、コフィ・アナン前事務総長に比べ潘事務総長には存在感がないとして、リーダーシップを問題視した。2003年に米国のイラク侵攻は違法として米国と対立したアナン前事務総長と比較すると、潘事務総長は非常に静かだというわけだ。
親米傾向が強く、中国の人権問題に声を上げないという指摘も挙がった。09年には、ノルウェーのモナ・ユール国連次席大使が本国に送った報告書で潘事務総長を「魅力がなく、芯もない男」と表現し、議論を呼んだ。潘事務総長は、私的な席で「当時は孤独だった」と話した。
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