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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110606/t10013345841000.html
ポルトガル 6年ぶり政権交代
6月6日 17時36分
深刻な財政難に陥り、EU=ヨーロッパ連合などから金融支援を受けることになったポルトガルで、議会選挙が行われ、最大野党の社会民主党が勝利して、6年ぶりに政権が交代することになりました。
巨額の財政赤字を抱えるポルトガルでは、財政緊縮策を巡る与野党の対立から、ソクラテス首相がことし3月、辞任を表明したことを受けて、議会が解散され、5日、議会選挙の投票が行われました。開票の結果、中道右派で最大野党の社会民主党が、過半数には届かなかったものの、230議席のうち105議席を獲得して与党の社会党を破り第一党となりました。。社会民主党のコエリョ党首は、第三党となった民衆党と連立政権を樹立する見通しで、ポルトガルで6年ぶりに政権が交代することになりました。ポルトガルは、先月、社会保障費などの歳出の削減を条件に、EUとIMF=国際通貨基金から総額780億ユーロ(日本円で9兆1000億円余り)の金融支援を受けることが決まりました。野党だった社会民主党も、支援の条件に同意し徹底した財政緊縮策を掲げているだけに、財政再建路線に大きな変化はないとみられますが、国民の痛みを伴う緊縮策を断行できるか、新政権も、その実行力を問われることになりそうです。
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