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トレード
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この項目では、プロスポーツにおける移籍について記述しています。金融、商品などの取引全般については「取引」をご覧ください。
トレード(Trade)とは、団体プロスポーツ競技のチームに所属する選手が、他のチームへ移籍をすることをいう。競技によって定義は異なるが、その選手本人に自発的な移籍意思がないことが多い。
目次
1 プロ野球
1.1 日本プロ野球
1.2 メジャーリーグ
2 プロバスケットボール
2.1 bjリーグ
2.2 NBA
3 NFL
4 プロサッカー
5 関連項目
プロ野球
プロ野球では、フリーエージェント、自由契約後、ポスティングシステムなどの移籍以外をトレードと呼ぶ。異なるリーグ間の球団で、レベル的に近いお互いの選手を入れ替える交換トレードが多いが、移籍元球団に金銭を支払って選手を迎え入れる金銭トレード、交換トレードと金銭トレードの併用もあり、同じリーグの球団でトレードが行われるケースもある。何の代償もなしに選手を譲渡する無償トレードと呼ばれるものもある(金銭トレードでも移籍金が非常に低額な「実質無償トレード」という場合もある。巨人が本原正治、山田武史をダイエーに譲渡したときの移籍金は二人で数十万円だったといわれる)。また、3球団を巻き込んだトレードは三角トレードと呼ばれる。通常のトレードは選手の意思に関係なく球団間の合意で決定されるが、門田博光がオリックス、ダイエーに移籍した場合のように本人の希望による場合も希にある。
また、特に技能面と人間性で優れた中堅・ベテラン選手のトレードの場合、選手に新天地での活躍のチャンスを与えるという目的と同時に、現役引退後にコーチなどの指導者としていつかはチームに戻す事を前提として、その為に必要な(そして、単一の球団にいただけでは得られない様な)様々な知識・経験を他球団で受ける指導を通じて積ませるという長期的な観点が、移籍元チームにとっては目的の1つとなっていることがあり、移籍元の球団の関係者が「いつかは指導者として球団に戻ってもらう人材なので、一度他球団で勉強してきてほしい」という趣旨のコメントを、送り出す選手への餞として出す事も見られる。これは一見すると移籍先チームにとっては長期的に見てある種のマイナス行為とも解釈されかねないものであるが、実際には若手の手本となる選手を受け入れる事でチームに刺激を与え、また人的資源として有用な選手を有効利用すると同時に、将来は指導者として球界に貢献させ、長期的に野球界全体のレベルアップを担う人材を育成するという大局的な観点から、このパターンのトレードは概ね肯定的に行われている。
玉木正之「プロ野球大事典」(新潮文庫)によると、かつてのアメリカのトレードにはずいぶんと変な代償が存在したという。たとえば、サイ・ヤングが若手時代にトレードされた時の移籍金「スーツ1着」、レフティ・グローブがトレードされた時の「獲得した球団の負担で放出した球団の本拠地に外野フェンスを作る」、など。最近では2008年にアメリカ独立リーグのジョン・オドム投手が「バット10本」とトレードされた例がある(ただしこれはオドムが暴行罪により、前チームのあるカナダに入国できなかった為の救済措置と見る向きもある)。
日本プロ野球
日本プロ野球では、トレードは基本的に球団サイドの意向により行われる。以下の留意規定がある。
かつては、7月1日からレギュラーシーズン終了まではトレード禁止期間であったが、2008年からは1ヶ月延長し、トレード可能期間は7月31日までとなった。
三角トレードに新人選手を含むことの禁止
メジャーリーグ
MLBでは、7月31日(アメリカ東部時間16:00)がメジャー契約(40人枠内)の選手をウェーバー公示にかけずにトレードできる期限日時となる。8月以降のレギュラーシーズン期間もトレードは可能だが、その際メジャー契約の選手を放出する場合は事前にウェーバーを通過させる必要がある。なお、マイナー契約の選手は前述の期限にかかわらずトレードが可能である。
9月1日は『セプテンバー・コールアップ』と呼ばれ、アクティブ・ロースターが25人から40人に拡大され、より多くの選手を試合に出場させられるようになる。ただし、8月31日までにアクティブ・ロースターに登録されていないとプレーオフには出場できない(故障者リスト入りしていた選手は除く)。プレーオフ進出の可能性のあるチームはプレーオフに備えて戦力をさらに充実させるため、期限ギリギリまで下位に沈んだチームから主力級選手の引き抜きを行い、下位のチームはその見返りに金銭や若手の有望選手(プロスペクト)を受け取っている。そのため、7月31日直前には大物選手の駆け込みトレードが頻繁に行われる。この駆け込みトレードを『フラッグシップ・ディール』と呼ぶ。また、下位のチームが有力選手を多数放出することを『ファイヤーセール』と呼ぶ。
この駆け込みトレードは双方にメリット、デメリットがある。プレーオフを目指すチームにとっては容易に即戦力選手を獲得できるメリットがある。一方で、このようなトレードに出される選手は、オフにFAになることが確実な選手や高年俸選手がほとんどであり、活躍するしないに関わらず、オフにほとんど見返りなしにFAで移籍されたり、再契約のために高額年俸を払う羽目になる可能性がある。また、交換要員に要求される選手は若手有望株の選手であることが多く、将来性豊かな選手を失うデメリットを孕んでいる。下位のチームにとっては、オフにFAで移籍された場合はドラフト指名権の優遇以外に見返りが無いので、このようなFAとなる選手や高年俸選手の放出に動く。選手にかかる人件費を減らした上に安価な若手有望選手や金銭を獲得できるというメリットがある。獲得した若手選手が評判どおりに活躍する選手に成長するかは未知数である。
トレードは基本的に球団の意思により行われるが、メジャーリーグ在籍10年以上、且つ現所属球団在籍5年以上の選手にはトレード拒否権が与えられる(ロースター25人枠未登録期間が1シーズンのうち20日以内の場合、1年在籍とみなされる)。選手と球団の契約で盛り込むことも可能である。権利保有選手が拒否権を破棄しない限りはトレードを行うことはできない。
プロバスケットボール
bjリーグ、NBAなどのプロバスケットボールでは、選手の契約期間中に他球団に選手契約(仮保有権)を譲渡する場合をトレードと呼ぶ。選手契約の譲渡後、当該選手と前所属球団との権利・義務は、トレード先の球団に移転される。交換及び金銭トレードの他に、優先交渉権、ドラフト指名権などを引き換えに行うトレードもある。
bjリーグ
bjリーグでは、トレード期間を設定し球団の意思により行われる。期間はドラフト会議直前より指定された期限(レギュラーシーズン60%消化時点)まで。
NBA
NBAではシーズン中のトレード期間を12月15日から2月23日までに設定している。
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NFL
NFLの場合、金銭トレードは禁止されており、基本的に選手あるいはドラフト指名権との交換トレードとなる。一般にはドラフト指名権とのトレードが多く、NFLドラフトの場でも行われている。また、無償トレードも行われることがある。
トレード期間は3月上旬から10月中旬までとなっている。
プロサッカー
プロサッカーの場合、移籍金(レンタル料)の代わりに選手交換を伴う移籍をトレードと呼ぶ。
Jリーグでは完全移籍のトレードはほとんど見られないが、双方で期限付き移籍(いわゆるレンタル移籍)をし合うレンタル・トレードは度々行われている。
欧州では異なる国のクラブ間でのトレードがしばし行われている。
関連項目
フリーエージェント(FA)
世紀のトレード
無償トレード
ノートレード条項
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