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民主分裂の火種残る=「退陣」「処分」で混乱(時事通信)岡田氏が小沢氏の除籍を提示 「血も涙もない」輿石氏は不快感あらわに
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投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 6 月 03 日 05:09:52: igsppGRN/E9PQ
民主分裂の火種残る=「退陣」「処分」で混乱
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011060201006
2011/06/03-01:39 時事通信
菅内閣不信任決議案は2日否決され、民主党分裂はひとまず回避された。だが、菅直人首相が表明した「退陣」の時期をめぐる解釈の違いで党内は早くも混乱。造反議員の処分でも執行部の足並みが乱れ、分裂の火種はくすぶり続けている。一方、野党は首相への対決姿勢を継続。重要法案の成立にめどが立たない状態は変わらず、政局は依然として不透明なままだ。
◇「玉虫色」の確認書
「辞めるという言葉を引き出したのは一歩前進だ」。民主党の小沢一郎元代表は2日午後、衆院議員会館の事務所を訪ねてきた若手議員に対し、首相が東日本大震災などにめどを付けた段階での辞任を表明したことを受けて、いったん矛を収める考えを伝えた。
小沢氏が首相との正面衝突を避けた背景には、首相との間に立って動いた鳩山由紀夫前首相への配慮がある。今後の政局をにらみ、鳩山氏との関係を保ちたい小沢氏としては「党を割ってはいけない」との鳩山氏の主張は無視できなかった。
首相と鳩山氏は2日午前の会談で「民主党を壊さない」など3項目の確認文書を作成。これがベースとなって首相から、前提付きながら「退陣表明」を引き出した形となり、鳩山氏周辺は「筋書き通り」とほくそ笑んだ。
だが、小沢氏には今回の「手打ち」に不満がある。首相との会談を終えた鳩山氏からの連絡に、小沢氏は「どこまで詰めた話なのか」と疑問を挟んだ。本会議中には、小沢氏の意を受けた鈴木克昌総務副大臣らが首相に詰め寄り、退陣する期日と小沢氏の処遇について、文書での回答を迫る質問状を突き付けた。「(退陣を)どんどん延ばすことは許されない」。輿石東参院議員会長は記者会見で、首相に速やかな「決断」を促した。
これに対し、首相の2日の言動からは、政権を担う意欲の衰えは見えない。不信任案否決後、国会内の民主党控室を訪れた首相は「党の不満をキャッチできなかったのが今回の反省材料だ。これから風通しを良くしていきたい」と前向きに語った。夜の記者会見でも、一般論と断りつつも「大統領や知事の任期(と同様に)、4年程度は一人の首相が継続する方が、国際関係の中でも望ましい」と言ってのけた。首相の発言に対し、小沢氏周辺は「みんな怒っている。また忙しくなる」と再び「菅降ろし」に動く考えを示した。
一方、不信任案の採決で造反した議員17人への処分について、岡田氏が小沢氏を除籍(除名)とする案を輿石氏に提示。輿石氏はこれに猛反発し、「そんなこと言うなら俺はバッジを懸けて戦う」とすごんだ。結局、夜の常任幹事会では、小沢氏ら棄権者の処分決定は先送りされた。輿石氏は、岡田氏の判断に対し、周囲に「血も涙もない」と不快感をあらわにした。
◇野党、即時辞任求める
「辞めるという首相の下で、国会で責任ある答弁ができるのか。辞めるなら今すぐ辞めなさい」。自民党の大島理森副総裁は、衆院本会議での不信任案の趣旨弁明で即時退陣を迫った。石原伸晃幹事長も賛成討論で「死に体内閣、無責任内閣で(震災の)復旧・復興ができるのか」と強調した。
今国会では、2011年度予算執行の裏付けとなる特例公債法案などいくつもの重要法案が先送りされたまま。民主党内には不信任案の否決は「信任と同じ」(執行部)と、野党側が軟化することに期待感もあったが、公明党幹部は否決後も「いずれ辞める菅氏とは話し合えない」。自民党の谷垣禎一総裁も否決後の記者会見で、「(特例公債法案などは)新政権になってからの協議か」との質問に対し、「そういうことだ」と答えた。
◇
首相の早期退陣へ圧力強まる
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110603/t10013290981000.html
6月3日 4時3分 NHK
菅総理大臣が2日夜の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故で「冷温停止が一定のめどだ」と述べたことから、与野党の間では、退陣の時期は来年1月との受け止めが広がっています。これについて、民主党内では、当初の方針を撤回して内閣不信任決議案に反対した議員に加え、参議院の幹部などからも強い批判が出ているほか、野党側も菅総理大臣の政治姿勢を追及する方針で、早期の退陣を求める圧力が強まっています。
菅総理大臣は、2日、党の代議士会で「震災に一定のめどがついた段階、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で、若い世代の皆さんにいろいろな責任を引き継いでいただきたい」と述べ、震災対応や原発事故の収束に一定のめどが立った段階で退陣する意向を表明しました。これによって、菅内閣に対する不信任決議案の採決では、民主党内で賛成する意向を示していた小沢元代表らが採決を欠席したほか、鳩山前総理大臣らが反対に回ったため、決議案は反対多数で否決されました。しかし、菅総理大臣が2日夜の記者会見で、「原発事故の収束に向けた工程表で言うと、ステップ2が完了して、放射性物質の放出がほぼなくなり、冷温停止という状態になる。そのことが、まさに一定のめどだと思っている」と述べたことから、与野党の間では、退陣の時期は来年1月との受け止めが広がっています。これに対して、鳩山前総理大臣は、復興基本法案の成立や今年度の第2次補正予算案の早期編成にめどがついた段階で退陣することで、菅総理大臣と認識が一致したとしており、鳩山氏は「私との約束がうそだったということになれば、直ちに辞めてもらうしかない」と反発しています。また、内閣不信任決議案の採決で賛成する意向を撤回して反対に回った議員が反発を強めているほか、参議院の幹部などからも強い批判が出ています。さらに、野党側からは、自民党の石原幹事長が「あきれてものが言えない。世界の信頼をますます失うことになるのではないか」と述べるなど、早期退陣を求める意見が相次いでいます。野党側は、3日に行われる参議院予算委員会の集中審議などで菅総理大臣の政治姿勢などを厳しく追及する方針で、早期の退陣を求める圧力が強まっています。
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