http://www.asyura2.com/11/lunchbreak47/msg/482.html
Tweet |
http://www.afpbb.com/article/politics/2803382/7276749
シリア大統領が全政治犯に恩赦、反体制派は反発
2011年06月01日 14:14 発信地:ダマスカス/シリア
【6月1日 AFP】シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領は5月31日、政治犯全員に恩赦を与える大統領令を出した。恩赦の対象には反体制運動で中心的な役割を果たしているイスラム原理主義組織ムスリム同胞団(Muslim Brotherhood)のメンバーも含まれるとしている。国営シリア・アラブ通信(SANA)が伝えた。
多数の死者が出た大規模な反体制デモから2か月後に出された大統領令について、民主化を協議し民衆蜂起への支持を表明するためトルコ・アンタリヤ(Antalya)に集結していたシリアの各反体制団体は、「不十分で遅すぎる」としてただちに非難した。
民主化を求めて2005年に結成された改革派団体「ダマスカス宣言(Damascus Declaration)」の活動家は、「われわれは恩赦を数年前から要求してきた。遅すぎる」と話した。
ムスリム同胞団の団長は、大統領令を一蹴し、「われわれはシリアの人民とともに大統領の退陣を要求していく」と語った。
シリア人権連盟(Syrian Human Rights League)の代表者は、「われわれが何年も前から要求してきた恩赦がようやく実現した」と歓迎した上で、シリア政府に対し「人権への一層の配慮」を求めた。また、ムスリム同胞団への加入は犯罪であり、死刑に相当するとした大統領令49号の撤廃を求めた。ただし、実際には長期の禁固刑への減刑が慣例化しているという。
政府寄りのシリア紙アルワタン(Al-Watan)によると、この直前には、与党バース・アラブ社会党(Baath)の幹部が、国民対話のための委員会を48時間以内に設置すると発表した。幹部によると、委員会には全政党のほか、政治・経済・社会的背景が異なるさまざまな国民が参加するという。(c)AFP
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。