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金正日総書記が揚州市に直行した訳 (河信基の深読み)
http://www.asyura2.com/09/asia13/msg/764.html
投稿者 五月晴郎 日時 2011 年 5 月 25 日 17:56:17: ulZUCBWYQe7Lk
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/42955084.html
「河信基の深読み」2011/5/25(水)「金正日総書記が揚州市に直行した訳」および これへの現時点でのコメントを下記のように転載投稿します。
=転載開始=
金正日総書記の訪中について様々な観測が乱れ飛んでいるが、どれも重要な点を見逃している。
昨年5月、8月の訪中と決定的に異なるのは、さほど長くもない訪中日程を割いて22日から江蘇省揚州に入り、24日まで留まったことである。
揚州は1991年に故金日成主席が訪れていることから、「父親の足跡を辿った」との見方もあるが、そんな悠長なことをしている場合ではない。
また、揚州市南部の経済開発区にあるハイテク工業団地「揚州智谷」を訪れ、太陽エネルギー利用のパネルや電池製造状況を視察したことから、エネルギー協力が主目的のように解釈する向きもあるが、個別の経済技術的な問題のために北京を素通りして直行するはずもない。
金総書記は揚州市で2泊3日過ごしながら、その大半は揚州迎賓館で過ごした。厳戒態勢が敷かれていたことから、誰かを待っていたとみられる。同市を故郷とする江沢民元総書記・国家主席以外は考えられない。
現時点では未確認だが、江沢民元総書記と会談したことはほぼ間違いあるまい。
江沢民元総書記は現在もなお、革命元老の後裔である太子党や上海閥に影響力を有し、習近平の次期総書記内定でも一定の役割を果たした。北朝鮮の体制護持に理解を示し、金総書記としては頼りがいがある。
異例の2泊3日の幅を取ったのは、江沢民元総書記に無理やり会談を頼み込んだためであろう。
主題はずばり経済支援、とりわけ緊迫化する食糧支援である。餓死も憂慮される深刻な食糧問題は治安問題化し、金正日体制を根底から揺さぶる不確実要因に成りつつある。
併せて金正恩後継への支持を要請したことであろうが、金正日体制が揺らいでしまっては元も子もない。
逆に見れば、胡錦涛総書記は金総書記の望む食糧支援に応じてくれないと言うことである。
胡総書記い近い温家宝首相は22日、日韓首脳会談後の記者会見で、慣例を破って金総書記の訪中を認め、「中国の発展ぶりを理解し、自国に活用するための機会を与えた」と述べた。一年に三回も訪中しながら中国式の改革・開放政策に踏み切ろうとせず、支援ばかり求める金総書記に業を煮やし、牽制したと読める。
金総書記は今日北京に入り、胡総書記と会談するとみられる。
江沢民元総書記から得た言質を元に、出来る限り有利な条件で中国側から経済支援を得ようとするであろうが、難しいだろう。
江沢民元総書記も元々はケ小平の引き立てで総書記に就き、改革・開放に辣腕を振るった人物である。
金総書記は「直ちに改革・開放に踏み切る」と決断するしか、苦境を脱する道はない。
トップダウンによる迅速な政策決定と行動力が金体制の特徴であり、いつまでももたもたしているようでは存在意義が問われよう。
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コメント(5)
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すごい!予想的中!
(1)2011/5/25(水) 午後 1:24 [渚]
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さすが河先生ならではの鋭い分析です。
温首相の発言に意味が理解できました。
(2)2011/5/25(水) 午後 2:16 [ kaz*na*ita ]
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金総書記の訪中をどのように見るか
今回のキム・ジョンイル委員長の訪中の歩みがあまりにも変っている。それこそ中国の広範な地域を行きたいところを思いのままに訪問して現地視察を継続した。
今回の金総書記の訪中の歩みを見れば、北朝鮮が中国に対してどれくらい自身満々で堂々と行動しているのかが分かり、そのそのような傍若無人な歩みに中国は内心渋い顔をしてると思う。
キム総書記のそのような訪中は2012年強盛大国建設に対して何か大きい自信があるためと見られる。
はたして、キム総書記は江沢民前主席と会合しただろうか?
前主席との会合の可能性は高くないとの分析もある。
前主席は在任中韓中修交がなされるなど北朝鮮政権との関係がそれほど良くないという理由のためです。
また、前主席に会う前に胡錦濤主席や温家宝総理と公式面会しないのも理由です。
現職国家元首を公式面会する前に前国家元首から会うということは外交慣例上、特に朝中関係で極めて異例的な状況であるためです。
(3)2011/5/25(水) 午後 2:39 [ kwy ]
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キム総書記が23日訪問した晶奥は世界1位の太陽光電池企業だ。
英語名はJAソーラーで2007年米国ナスダック市場に上場された。
北朝鮮は最近火力と水力エネルギーが限界に到達しながら太陽光と風力エネルギーに強い関心を向けている。
中国と共同開発中である螺先経済特区にも太陽光と風力エネルギー関連企業の工場が入ると発表された。
キム総書記チンアオ(晶奥)訪問が注目される理由だ。
平壌の道路の街灯はすでに太陽熱電池になっている。これは北朝鮮の太陽熱電池生産技術が非常に進化していることを意味する。
北朝鮮は2回も人工衛星を打ち上げたが、宇宙空間の過酷な環境で使う電源のソーラーパネルは100%国産品を使った。それなりの技術を持っている。
(4)2011/5/25(水) 午後 2:40 [ kwy ]
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キム総書記訪中とミャンマー大統領訪中
ミャンマー大統領の訪中とキム総書記の訪中が偶然に重なった。
ミャンマーという国は国際政治的に殆ど目立たない国家だが、しかしミャンマーは"我々は北朝鮮と取り引きしている、米国は自分たちと1:1の直接対話をするべきだ"と主張するそのような国です。
言い換えれば,ミャンマーにとっては北朝鮮という存在が大変大きいいということです。
今年3月ミャンマー民間政府の初代大統領に選出されたテイン セイン大統領が胡錦濤主席の招請を受けて26〜28日中国を国賓訪問するとdpa通信が23日報道した。
(5)2011/5/25(水) 午後 3:04 [ kwy ]
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