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http://www.chosunonline.com/news/20110528000038
ソマリア海賊:アライ被告に無期判決
化学物質運搬船「サムホジュエリー号」の石海均(ソク・ヘギュン)船長に向け銃を乱射し、殺害しようとしたとして起訴された、ソマリアの海賊ムハマド・アライ被告に対し、無期懲役の判決が下された。釜山地裁刑事5部(キム・ジンソク裁判長)は27日、アライ被告が石船長に銃撃を浴びせ殺害しようとした件など、八つの起訴事実について、全て有罪を認めた。また、アウル・ブラレット被告(18)には懲役15年、アブカド・エメン・アリ被告(21)とアブドラ・アリ被告(23)には懲役13年の判決が言い渡された。
地裁は判決理由について「アライ被告が石原船長を銃撃する場面を直接見た人はいないものの、アライ被告が石船長を探しに行った直後に銃声が聞こえたとの証言や、石船長の体内から海賊が使用するAK47自動小銃の破片が見つかったことなどを考慮すれば、石船長はアライ被告に銃撃を受けたものとみられる」と述べた。その上で「アライ被告は海賊行為に積極的に関与しており、重い刑は避けられない」として、無期懲役を言い渡した。
また、地裁はブラレット被告について「未成年者だが、船舶を乗っ取る先発隊に加わり、韓国海軍による1回目の攻撃の際にも銃撃に加わった」と述べた。アブドラ・アリ被告とアブカド・エメン・アリ被告については「射撃の実力はなく、深く反省している点などを考慮した」と付け加えた。
一方、海賊らが船員を「人間の盾」にしようとしたとされる件については「海賊の中の誰かが、銃弾が降り注ぐブリッジ(船橋)に船員を立たせたことは、船員が死亡するかもしれないということを十分認識した上での行動だと認められる」として、有罪を認めた。
弁護人が「裁判管轄権がない」と主張したことについては「(韓国海軍の)清海部隊が海賊らを逮捕したのは、(逮捕権がない)私人による逮捕であり、すぐに検察官に引き渡さなければならないが、韓国への移送に9日もかかったことは、空間的な制約により避けられなかった。韓国に到着した後はすぐに適法な手段で身柄を拘束しており、裁判管轄権はある」と述べた。
今回の裁判は陪審員9人が参加する「国民参与裁判」として行われた。
釜山=権慶勲(クォン・ギョンフン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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