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2011年05月18日
ハヤブサの帰還と日本の支配階級。
http://cosmo-world.seesaa.net/archives/20110518-1.html
小惑星「イトカワ」を目指した「ハヤブサ」の名前には重要な意味がある。
天皇を頂点とする日本の本当の支配階級が、世界支配を目指すイルミナリティに対して反旗を翻した瞬間でもある。
何度も言ってきたが、ロケット「ハヤブサ」を横に向けると、世界中が震撼する「ミサイル」に豹変する事を思い出していただきたい。
なぜ「はやぶさ」はそのターゲットとしてイトカワを選んだのか。
もちろん、イトカワの軌道が地球に近いという技術的なメリットはあった。
しかし日本のロケット開発の父、故糸川博士(1912−1999)が戦前に戦闘機隼(はやぶさ)を開発していたことを知る人は少ない。
小惑星イトカワとは日本の宇宙開発の父である糸川英夫から来ている。
彼は戦後の貧相な開発環境の中でロケット開発全精力を傾け、宇宙開発理解の無かった国家や企業を必死で口説き落として、やっと開発の援助の約束を取り付けた。
決して十分とは言えない予算で七転八倒しながら時には旧社会党の左翼連中からの妨害に会いなら苦難の末、日本初の人工衛星打ち上げまでこぎつけた、それも世界で4番目に打ち上げた。
純民生技術のみで。
彼は戦前、航空機の技術者だった。
糸川博士は、戦前は戦闘機の隼や鍾馗を開発し、戦後は日本のロケットを0から開発した天才である。晩年にはバレリーナになるとか、音響工学に基づいてバイオリンを製作するとか、天才にありがちな、奇矯な振る舞いもあったようだ。
彼の携わった一番代表作こそ、戦闘機「隼」だ。
この隼は当時、国民の間で圧倒的人気のあった航空機であり、まさに日本を代表する航空機であり、これから日本の航空技術の飛躍を感じさせるものだった。
しかし敗戦と占領政策による航空機開発の禁止によって日本の空の技術は壊滅的打撃を受け、多くの航空機技術者達は空への夢を捨てざる終えなかった。
ある者は新幹線を、ある者は自動車開発へと向かって行った。
しかし最後まで糸川博士は空への夢を捨てずロケットと衛星に自らの思いを託し、日本宇宙技術の
基礎を固めた。
敗戦の時、自分たちが作り出した航空機の多くが焼かれ壊され、破棄され、技術開発禁止され技術者の多くは涙し絶望した。
しかしそこから立ちあがり、日本の空の技術の復権と発展を掛けた、技術者達の血と涙、執念、夢
と努力の歴史とその結晶を背負って、半世紀以上の時を経て、もう一度「隼」は「糸川」に出会った。
戦後65年後、2010年6月、ハヤブサは地球の空で燃え尽きる。
この瞬間、日本の多くの人が感動で涙したでしょうが、日本の支配階級が流した涙(実際に涙したかどうかは判らんが)の意味は私たちが流した涙とは意味が違う。
あなたや私が、645年から延々と続く支配階級の立場であると仮定すると、その意味がわかってくるだろう。
戦中戦後、連合国軍に良いように自分の所有する国土をもてあそばれ、富を搾取され続け、これを快く思うものはいないはずだ。
奥歯をぐっとかみしめ苦々しい思いをしていたに違いない。
「ハヤブサ」の帰還が東北大震災のトリガーになってしまった可能性もある。
菅総理が震災後一番最初に向かった先は、被災地ではなく「福島原発」だった。
福島原発では核兵器製造疑惑がある。
福島原発の設備はGE製である。
その開発国アメリカや、原発先進国のフランスの技術供与をかたくなに拒み続ける理由もそこにあるのではないか。
私たちの周りで起きている事を冷めた目で見てみると、それは支配階級レベルで起きている覇権争いの投影図である事が見えてくる。
日本政府は常に、世界支配と日本の支配階級とのはざまでいつも大きく揺れ動いているだろう。
今回のような大きな事象が起きるとどうしてもちぐはぐな動きが浮き彫りになってしまう。
あっちの言う事も聞かなければならない。
こっちの言う事も聞かなければならない。
菅総理の頭の中は大忙しで、爆発寸前でしょう。
「浜岡原発」の停止を指示したのも、もちろん、枝野でも菅でもなく、支配層である。
言動に一貫性がないのは当たり前である。
「日本政府」とは、日本国民のためにあるのではなく、支配階級のために存在している事が見えてくる。
つづく。
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