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菅は“A級戦犯”東条英機だ! 国家翼賛体制を確立せよ ☆元外交官・佐藤優氏が斬る!(zakzak)
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投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 5 月 21 日 16:48:58: igsppGRN/E9PQ
菅は“A級戦犯”東条英機だ! 国家翼賛体制を確立せよ ★元外交官・佐藤優氏が斬る!
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110521/dms1105211603005-n1.htm
2011.05.21 夕刊フジ
東日本大震災から2カ月、永田町では菅直人首相の進退をめぐり、被災者そっちのけの権力闘争が激化している。今月末のサミット後にも「菅降ろし」が本格化しかねない情勢だ。こうしたなか、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏が夕刊フジのインタビューに応じた。新著『3・11クライシス!』(マガジンハウス)で、危機を迎えた日本について分析した佐藤氏は、その元凶とされる菅首相について「東条英機だ」と語った。その真意は−。
地震のとき、佐藤氏は都内のビル14階にある仕事場にいた。いままで経験したことのない激しく長い揺れに、「関東大震災級か。ビルが倒壊するのではないか」と身構えると同時に、「これは日本にとって重要なクライシス(分岐点)になる」と直感したという。
その後出版した同書で佐藤氏は、1000年に一度という大災害に対処するため、「暫定的に国家翼賛体制を確立する必要がある」とし、「大和魂で菅首相を支えよ」と訴えている。その真意はこうだ。
「私は、菅首相が好きではない。正直言うと嫌いだ。彼は学校秀才だが、他人の心を読むのが苦手。政治哲学、政策、政治手法のいずれも共感を持てない。一緒にコーヒーやお酒を飲むのも嫌。これまで、多くの媒体で批判を続けてきた」
「だが、福島第1原発の危機を脱出するには、内閣総理大臣という役職が重要。菅首相はイザとなれば(『生命を賭してやってくれ』と)超法規的命令を発しなければならない。菅首相のふがいなさは、日本人の反映でもある。国民や国家のために支えるしかない」
現に、自衛隊や警察、消防の隊員らは「被災者のために」「日本のために」と日々、命がけの任務にあたっている。
一方、永田町では、与野党から「倒閣」の動きが高まりつつある。菅首相の宿敵・小沢一郎元代表周辺などは「菅降ろし」に死に物狂いだ。
佐藤氏は「何でこんなことをしているのか。政治家も官僚も企業人も『日本のエリートが劣化した』という構造的問題なのに…。このタイミングでの首のすげ替えは意味がない」といい、こう続ける。
「ゲーテのファウストに『常に悪を欲し、常に善をなす』というセリフがある。菅首相も自らの政権延命を考えて行動(=悪)する一方、浜岡原発の停止要請や、米国によるウサマ・ビンラディンの殺害を歓迎したり、被災地復興からの土建政治排除など、結果的にいいこと(=善)もしている。どうしても菅首相を交代させたいなら解散総選挙をすべきだ」
26、27日の仏ドービル・サミットで、日本は「原子力犯罪国家」として集中砲火を浴びる可能性が高かった。ところが、菅首相がいち早く、ラディン殺害について「テロ対策の顕著な前進を歓迎する」と表明したことで米国が喜び、情勢は変わりつつあるという。
とはいえ、菅政権や東京電力は震災から2カ月たって、やっと第1原発のメルトダウンを認めるなど、その「情報隠蔽体質」は国内外から批判の対象となっている。
■未曾有の危機、大和魂で対応を
これについて、佐藤氏は「いまのエリートたちに、意図的に情報隠蔽する度胸はないだろう。深刻な危機に直面すると、インテリジェンスの訓練を受けていない人間は悲観論を排して、『こうあってほしい』という楽観論に流れる。太平洋戦争時の大本営発表も構図は同じだ」と分析。
そのうえで、「先の大戦でも(サイパン島陥落前後から)東条首相が辞めればすべて良くなるという『東条降ろし』が吹き荒れた。このあたり、菅首相の立場は東条英機と似ている。『東条降ろし』の結果、小磯国昭首相が誕生したが、何もできずに8カ月で退陣した。『菅降ろし』も同じことになるのでは」と予測する。
たしかに、「ポスト菅」を提示できないまま権力闘争に走る政治家たちの姿は異様だ。この未曾有の危機に、日本人はどうするべきなのか。
「日本の国家と社会を支配してきた『個人主義』『合理主義』『生命至上主義』を超越し、(古くからの日本人の魂である)大和魂で目の前の危機に対応していくしかない。ここで日本人が変わらないと国が滅ぶ。戦後の吉田茂首相のように、新しい思想を提示する政治家が『ポスト菅』となるだろう。3・11クライシスを克服してこそ、日本の飛躍的発展が可能になる」
希代の論客である佐藤氏の一言は、政治家や国民にどう響くか。
■佐藤優(さとう・まさる) 元外交官、作家。1960年、埼玉県生まれ。同志社大学大学院修了後、ノンキャリアの専門職員として外務省入省。ロシア情報収集・分析のエキスパートとして活躍し、「戦後最強の外交官」の異名をとった。2002年5月、背任容疑で逮捕。無罪を主張するが1審で有罪判決、09年6月、上告棄却。刑確定で外務省職員を失職。事件の内幕をつづった著書『国家の罠』(新潮社)で、第59回毎日出版文化賞特別賞を受賞。先月末、東日本大震災後、政府や企業、個人はいかに立ち向かうべきかを記した『3・11クライシス!』(マガジンハウス)を緊急出版。増刷を重ねている。
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