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ビンラディン容疑者、最後のメッセージ 「米国への攻撃続ける」
2011年05月09日 11:39 発信地:ドバイ/アラブ首長国連邦
クリッピングする 拡大写真を見る 写真をブログに利用する 米国防総省が公開した、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者の静止画像(2011年5月7日公開)。(c)AFP/US Department of Defense
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【5月9日 AFP】米軍の急襲作戦で殺害された国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の最高指導者、ウサマ・ビンラディン(Osama bin Laden)容疑者が生前に収録した最後のビデオメッセージが8日、イスラム系ウェブサイト「Shamikh1.net」で公開された。映像の長さは1分ほどで、殺害される1週間ほど前に収録されたものとみられる。
ビンラディン容疑者は、ビデオメッセージのなかでバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領に向けて、「われわれが、パレスチナで安全に暮らせるまで、アメリカが安全の夢を見ることはない。あなた方が平和に暮らしているのに、ガザ(Gaza)にいるわれわれの兄弟が不安定ななかで暮らすのは不公平だ」と語り、「イスラエルへの支援を続ける限り、神の意志によって、あなた方に対するわれわれの攻撃は続く」と警告した。
また、2009年末に起きたノースウエスト航空(Northwest Airlines)機の爆破未遂事件については、犯人のナイジェリア人、ウマル・ファルーク・アブドルムタラブ(Umar Farouk Abdulmutallab)被告を通じて米国に「メッセージ」を送る狙いだったと述べ、言葉によるメッセージが可能であれば、航空機の爆破計画は不要だったとも弁明している。
この時にアブドルムタラブ被告に託したメッセージについては、「9.11のわれわれの英雄が届けたものと同じメッセージを、改めて強調するものだった」と述べて、2001年9月11日の米同時多発テロが、米国を対象にしたものであることを、はっきりと示唆した。(c)AFP/Amal Jayasinghe
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