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加速する高齢化…「このままでは中国は富む前に老いてしまう」
Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2011/04/29(金) 13:03
中国国家統計局は28日、国勢調査の結果を発表した。総人口に関するデータに注目が集まる中で、急激に進む高齢化に対して「富む前に老いてしまう」危険性も指摘された。中国新聞網が伝えた。
同局によると、2010年11月1日現在の総人口は13億3972万4852人で、10年前より7390万人増加した。引き続き増加傾向にあるものの、その幅は縮小されており「計画生育の国策がうまくいっている」と馬建堂局長はコメントした。
一方で、高齢化に拍車がかかっている現状も浮き彫りとなった。0−14歳の人口比は10年前より6.29ポイント減少、60歳以上の人口は逆に2.93ポイント上昇して13.26%となり、高齢化社会の「国際基準」をクリアした。他の高齢化国家とは異なり、中国は個人収入レベルが中程度の発展途上国であることから、専門家は中国の現状を「未富先老」(豊かになる前に老いてしまう)と呼んでいる。
中国社会科学院人口・労働経済研究所の蔡●所長は労働者人口減少と経済成長が相まって労働力不足と賃金高騰が発生し、労働密集型の産業モデルは弱体化すると予測。さらに、労働力の質や技術レベルが先進国より劣っているため、技術集約型産業でも不利であり、このままでは「中等収入国の落とし穴」にはまる危険性があるとした(●は日へんに方)。
このことから、「未富先老」は第12次5カ年計画が立ち向かう特別な試練であり、「今後5年間、さらに長い期間経済成長を継続させるようにしなければならない」と述べた。(編集担当:柳川俊之)
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