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弱体化するアメリカに不安を覚えるイスラエル (ROCKWAY EXPRESS )
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投稿者 新世紀人 日時 2011 年 4 月 18 日 00:17:51: uj2zhYZWUUp16
http://rockway.blog.shinobi.jp/Entry/530/
弱体化するアメリカに不安を覚えるイスラエル
アメリカが保障するイスラエルの安全だが
◆4月13日
アラブ世界の反乱で、長年の欧米の友人らが消えていく。特にエジプトに起きた反乱でアメリカが反乱側を支援し、ムバラク大統領(当時)を支援しなかったことで、イスラエルは当惑しているという。
民主化革命を世界の各地で起こしてきたアメリカがエジプトの民主化革命だけは支援しない、というわけには行かなかったであろうし、むしろオバマ政権はそれを推し進めたがったと思われることは前に示した。オバマ大統領にある信念が短絡的な利益というもの以上に強かったということ。
中東問題の淵源はイスラエル建国にあるのであり、したがって中東問題とはイスラエル問題であり、パレスチナ問題ではない。それは問題のすり替えというものだ。このイスラエルをどう中東の地図の中に収めるか、という問題が中東問題の核心部分である。
そして結論は出ている。このブログで何回も示してきた内容である。これを実行すべき時が今到来している、とイスラエルは理解すべきなのだ。
1.1967年の第3次中東戦争前の国境線に戻る
2.パレスチナ国家成立を認め、平和条約を締結する
3.新生パレスチナ国家に対する経済的な支援をする
4.エルサレムは国連の信託統治にする
これ以外にイスラエルが生き延びる道は、無い。
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●弱体化するアメリカに不安を覚えるイスラエル
http://www.smh.com.au/world/israel-worried-by-weakening-us-20110411-1db5i.html?from=smh_sb
【4月12日 Peter Hartcher – SMH】
イスラエルはアメリカは「過去の帝国」であるという観念に戸惑っており、イランと対決するアメリカの再興を願っている、と高官トップは語った。
中東歴史の転換点で「アメリカは試されている」、とイスラエルのダン・メリドー副首相は語った。彼は同時に情報大臣と核エネルギー大臣を兼ねている。
アラブ世界はアメリカを注意深く見ている:「彼らはアメリカに注目している。もしもアメリカがイランの脅威を封じ込める事ができねば、イランと共生するのか?」
「これは世界秩序を決めるほどの大きな問題だ」、とヘラルド紙とのインタビューで語った。自国の安全保障をアメリカに依存しているイスラエルだが、そのイスラエルがアメリカの決定に疑問を持つようになったようだ。
メリドー副首相は、オバマ政権がアメリカの古くからの同盟国であるエジプトの前大統領に対して示した態度に「驚かされた」と言う:「ムバラクに反対する勢力に対し即座に支援し、彼を追い出すことが必要だったのか? アラブ世界の全てのアメリカの同盟国が見ていた。歴史の流れがどこに向かっているのか自分は知らないが、アメリカは知っているのかどうか、自分は分からない」
「アメリカが弱体化しつつあるという考え方は、自分は間違っている事を願うが、良くないと思う。自分はアメリカが何らかの道を見つけ、指導国家として復活できると信じるし、イラク戦争によってアメリカは過去の帝国となったという印象が広がることを阻止したいものだ。一切の可能性は残っている」
「アメリカはイラクとアフガンで戦争を始めた。これはサクセス・ストーリーなのかどうか?パキスタンでは何が起きた? ・・・ 力の行使が力の限界を示したと言う事かもしれない」
メリドー氏は、ネタニヤフ首相のリクード党の古株であるが、イランとの衝突は「決定的な戦い」である、と語った。
「この結末は非常に重要だ」
その結末が、イランが核大国になったということになると、世界秩序、力の均衡、中東情勢に重大な影響を与えるだろう。
「それは、核不拡散条約体制の終焉をもたらすかもしれない。イランが核大国だからというだけでなく、その他の国々も核保有国になることが必要だとなるからだ。エジプト、サウジその他の国々も核を目指すだろう」
「もう子供達に何をすべきかを告げる責任ある大人がいない。誰でも爆弾を持つようになれば、アメリカが過去してきたように、封じ込めたりコントロールしたり、干渉したりすることが誰にもできなくなる」
オバマ米大統領は先週、イスラエルに対して和平交渉の行き詰まりを打開するイニシアティブを取るよう呼びかけた。
メリドー副首相は、ネタニヤフ政権はまだ自分達の姿勢について議論をしてるところだと語った。
自分の個人的な姿勢は、「和平交渉のテーブルに彼らを引っ張り出す事に我々は積極的であるべきだ」と氏は語った。
「ここでは時間は中立ではない。パレスチナ人も我々も時間が過ぎ去ることから得るものはない。状況が良くなっているとは思えない」
アラブ世界の反乱は西岸を有している穏健派のファタハ派とガザをコントロールしている急進派のハマスとの間のパレスチナ内部の勢力争いに影響を与えるかもしれない。
それは、ファタハはエジプトから支援を受けていたからだ。シリアとイランから支援を受けているハマスに比べて弱体化しているかもしれない。
それは、「民族的パラダイムの弱体化と宗教的パラダイムの強化」を意味すると、メリドー氏は語った。そしてイスラエルは時間が過ぎ去ることから得るものはない:「我々はこのまま国境が定まらないままで過ごすことはできない。できるならば、この問題に決着をつける必要があるのだ」
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2011/04/13 (Wed) 戦略
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