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(回答先: ロバート・ゲラー東京大教授はジェーソンの工作員ですナ!:早く首にすべきでは!?・quasimoto 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 4 月 15 日 11:55:52)
http://quasimoto.exblog.jp/14547745/
2011年 04月 04日
無念の上田誠也博士の「地震総合フロンティア計画」:もしこれが採択されておれば、多くの人命が。。。
みなさん、こんにちは。
昨年10月に私は以下のようなものをメモしておいた。
「地震予知はできる!特に短期予知なら」:上田誠也博士の講演より
この中で紹介しておいた、上田誠也博士の講演録「地震予知研究の歴史と現状」を是非読んでもらいたいものである。
もし文部科学省が、上田誠也博士
の提案した「地震総合フロンティア計画」
を採択していたら、おそらく今回の東北関東大震災(東日本大震災)を見事に予知できたはずである。そうなると、3万人規模の人々の命の内のかなりの数を救うことが出来たのではないか、と私は考えている。
というのも、私はここ2年ほど、アラスカ大学内に設置された地磁気モニター(私が、HAARPモニターと呼んでいるもの)を観察し、その読み方を個人的に研究して、いつしかおおよその振る舞いを理解できるようになり、今回の地震をある程度予知できたからである。しかし、残念ながら、たった1日前のことであった。
私が、昨年上田博士のプロジェクトの話を個人的にインターネットで見つけて驚いたのは、このプロジェクトが出来ていれば、確実に1、2週間前には、地震の短期予報ができたにちがいないと思ったからである。
それが、どういうわけか、「地震予知はできない。問答無用。これは政治的判断だ。」といって、文部科学省からこのプロジェクトは切り捨てられてしまったのだというのである。
これらのことから電磁気的地震予知は案外うまくいくかもしれないぞと張り切って、国際的な外部評価委員会に評価を受けたのですが、時すでに遅く、その前に「短期予知は不可能」というお国の基本方針が決定しており、我々の計画は止められてしまいました。「評価がこんなに高いのにどうして継続できないのか」と担当官にきくと、「問答無用。あれは科学的評価。我々は政治的評価をする」とのことでした。これは我が国の評価システムの汚点となる事件だったと思います。さて、そうなると、全国に四十数点つくった観測点は片端からつぶされ、定職をなげうって各地からはせ参じた同士たちも失職、いまや、我々は残党になってしまいました。
もう一度、上田誠也博士のラストメッセージをここにメモしておこう。
ラストメッセージ
「地震短期予知」は容易ではないが、不老不死の薬や永久機関をつくるのとは違い、普通の意味の科学的作業です。科学の正道を歩みさえすれば成功は射程内にあります。しかし、これには今の研究不在体制を変えるイノベーションが絶対必要です。さもなくば、それこそ当分は無理でしょう。私は地震観測をするなといっているのではありません。それも重要だが、人員と予算の1%でも「短期予知」に投じてはといっているのです。爆発的な人口増加・経済発展の期待されるアジア・中東・中南米諸地域には大地震が多いのですから、「短期地震予知」はこれらの地域の住民にも大きな安心・安全をもたらすに違いありません。それは我が国が成すべき、かつ成し得る最大級の国際貢献ではないでしょうか。時間になりました。ご清聴有難うございました。
東大にもこんなにすばらしい学者がいるのだヨ。
今後は、この上田誠也博士の「地震総合フロンティア計画」に沿って、従来の地震波研究に加えて、地震電磁波研究を延ばしてゆく他はない。
そもそも、私が自分の理論物理の研究の合間にかなり時間を裂いてまでしてこれまでHAARPモニター観察をやって来たかと言えば、地震電磁波で地震を予知することが出来るという格好の例に出会うためであった。私のような個人研究者であっても、それなりの設備と情報と根気があれば、だれでも地震を予知することが可能なのだという先例を作りたかったのである。もっと小さな地震で。
不幸なことに、これほど巨大な地震がその例になってしまったが、たくさんの地磁気計のネットワークや、人工衛星を使った電離層の電子密度変化の観測、ラジオ受信観測所のネットワークによるラジオ電波の変化の観測などを行えば、大きな地震ほど見事に予知することが可能なのである。電磁波による地震予知はけっして従来の地震波による地震予知と相容れないわけではない。両者はいつも裏腹の関係になっているのである。互いにうまく補いあえる関係になっているのである。見事な結婚を期待したいものである。
そんなことの実現できる日を私は夢見るのである。
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