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海水から750万倍の放射性ヨウ素
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深刻な事態が続く福島第一原発。非常に高い濃度の放射性廃棄物を含んだ海へと流れ込んでいる問題ですが、近くの海水から国が定める濃度限度の750万倍もの放射性物質が検出されました。高濃度の放射性物質の流出を食い止める作戦。5日の作業で進展は見られたのでしょうか。
福島第一原発2号機の取水口付近。非常に高い濃度の放射性物質を含んだ水が流れ込んでいます。東京電力がこの付近の海水を調べたところ、放射性ヨウ素131の濃度は今月2日には国が定める濃度限度の750万倍、4日午前9時には500万倍という非常に高い数値でした。
さらに流れ込んだ水そのものの濃度は・・・
(Q.1億倍ということになるのでは?)
「億というオーダー(単位)になると思います」(東京電力・福島事務所の会見)
なんと1億倍を超えていました。福島第一原発の放水口付近では先月30日、国が定める濃度限度の4385倍という値が検出されましたが、4日午後の値は最大で1000倍でした。この値の変化にも今後、警戒が必要です。
この高度に汚染された水の食い止め作戦ですが、4日までは「ピット」と呼ばれるたて穴に向けコンクリートや高分子ポリマーという材料を使い行われましたが、流出は止まらないまま。
「ピットを作り、電線管を敷くときにその下に砂利、砕石がある。水が通りやすい層がある」(原子力安全・保安院の会見)
汚染水がピットを通じてではなく、細かい砂利の層を通じて流出している可能性が高いと東京電力は判断し、5日はこの層に向けて「水ガラス」という材料とこれを固める薬剤を注入し、地盤ごと固める作業を始めました。
流出を止めることはできるのか・・・
「大変残念に思いますし、また、漁業者を始めとして関係者の皆さんに大変申し訳ないと思っております」(枝野幸男官房長官)
4日の夜からの低レベル汚染水の放出について、こう述べた枝野官房長官。「集中廃棄物処理施設」と呼ばれる建物や、5号機と6号機から
5日正午までに3400トンが放出されたとみられます。
(Q.意図的な放出は最後?)
「(今回の放出を)最後にしたいと思っております」(海江田万里経産相)
海江田経産相は「汚染水の放出は最後にしたい」としていますが、しかし、原子炉を冷やすための注水を続ける限り汚染水は増えていきます。
「各機(1・2・3号機)2万トンぐらい、全体で6万トン」(原子力安全・保安院の会見)
原子力安全保安院は、現段階で1号機から3号機までのタービン建屋とその外のトレンチに溜まっている汚染水の総量を「6万トン」と推定しました。
ロシアからは、汚染水を処理できるバージ船「すずらん」が日本へとやってくる見通しとなりました。原子力潜水艦の解体の際に出る汚染水を処理するため日本がロシアへ送ったバージ船型の施設で、年間の処理能力は7000トンあるといいます。
一方、汚染水の保管先の切り札とも言われた「メガフロート」が5日の午後、静岡県の清水港を出港しました。ですが「メガフロート」のタンクの容量はおよそ1万トンで、現地に到着するのは来週後半以降になるとみられます。
東京電力では新たなタンクを発注するなどしていますが、汚染水は今後も増え続けると考えると先行きは予断を許さない状況です。(05日16:57)
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