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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110402-OHT1T00047.htm
スーパーの給水機がヨウ素を消した!「寺岡精工」の逆浸透膜ろ過給水機
東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で、放射性物質による汚染の広がりが懸念される中、寺岡精工(本社・東京)が開発した、水道水をろ過し、給水する装置への問い合わせが、全国から殺到している。同社は、原発から約40キロの距離にある福島県飯館村の水道水を装置に通し、実証検査したところ、大人の摂取基準超の放射性物質濃度が、検出下限値以下に低下したと発表。岩手県にある製造工場も被災したが、「みなさまに安心していただきたい」と増産に向け、急ピッチで作業を進めている。
寺岡精工は飯館村役場の協力により、3月26、27日、複数回に分け、役場の水道水を同社製ろ過給水機に通し、実証検査。“使用後”の水を、文科省から放射性物質使用許可を受けた民間会社に持ち込んだ。検査の結果、1キロ当たり600ベクレルとヨウ素131の濃度が最高の検体を含め、すべて検出下限値(同18ベクレル)以下に低下したという。大人の摂取基準値は同300ベクレルで、その2倍の濃度の水道水も“飲める水”になったことになる。海外の機関にも依頼し、精査結果を待っている。
この装置は「ECOA」ブランドシリーズで、逆浸透膜ろ過というシステムで、水道水から純水をつくり、給水、販売する。同社の担当者によると、東京・金町浄水場で、乳児の摂取基準(同100ベクレル)を超える濃度が検出された3月23日以降、機械の“能力”への問い合わせが相次ぎ、実証に踏み切ったという。担当者は「あらためてECOAの水の安全性が実証できました」と胸を張った。
3月31日にホームページで実証結果を公表すると、「全国の個人、法人の方から問い合わせがひっきりなしで、何件になるのか見当もつかない」(同担当者)ほどの反響があった。スーパー、ドラッグストアなどに置かれることが多いECOAは、全国で約4000台が稼働中。購入の場合の値段は、仕様により異なるが、約250万〜720万円(オフィス用は約100万円)だという。すでに注文も入り始めており、増産をかける予定だ。
岩手・奥州市にある同社子会社の製造工場は、天井が落ち、機械も一部壊れるなど被災した。部品の仕入れも滞っているが、「安心というバックボーンのもと、ご利用いただき、みなさまのお役に立ちたい」(担当者)と復旧に力が入る。
◆シェア5〜6割 寺岡精工によると、逆浸透膜システムを使った給水機を製造しているメーカーは複数あり、水道水に対して、同じような効果(放射性物質の濃度低下)は望めるかもしれないが、実際に汚染された水道水を用いて、実証したのは「おそらく弊社が、初めてではないか」という。同社の国内シェアは「5〜6割」。同社製は内部循環方式などで独自性が高いという。
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(2011年4月2日06時01分 スポーツ報知)
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