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東京一極集中に風穴、企業拠点の大阪分散も−電力・原発ショック
・記録的な規模の東日本大震災が東京への電力供給を損い、放射線への懸念で逃げ出す人も
出る中、日本企業は、1世紀にわたる経営資源の東京集中を見直す可能性がある。
経済同友会の桜井正光代表幹事(リコー会長)は29日の記者会見で、「サプライチェーン全体への
影響や、停電の影響など、リスク分散という意味でも、西日本に一部の生産拠点を移動させるのも
考えていくべきだ」と述べた。
オフィス移転が進めば、大阪府とその周辺へ恩恵をもたらす。同地域は数世紀にわたって日本の
商業の中心地だった。伊藤忠商事が東京から一部社員を移す可能性があるとしているほか、
不動産管理会社のサーブコープから、人材紹介業のロバート・ウォルターズに至る企業が大阪での
業務拡大を見込んでいる。
日本銀行の早川英男理事(大阪支店長)は、在外公館や外資系企業が一部機能を大阪や神戸に
移す動きについて、「これ自体はあくまで緊急避難であり、ずっと続くものではないが、ひょっとすると
企業は東京プラス1みたいなものを考えざるを得なくなってくるのではないか」と指摘。「特に、
電力供給不安が2、3カ月で終わるのであればよいが、そうでないとすると、リスク分散という
発想が出てきてもおかしくはない」としている。
東京への主要な電力供給事業者の東京電力は今回の地震で発電能力の40パーセントを失った。
同地震は、1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故以来、最悪となる原発事故の引き金ともなった。
電力不足は日本経済の3分の1を担う首都圏のリスクを浮き彫りにした。
サプライチェーンの寸断でソニーやトヨタ自動車といった企業は、被災地域以外でも工場の操業を
停止した。これが経済への打撃を拡大。日本経済は昨年10−12月期に縮小後、反転する状況に
あったが、米ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは昨日、2011年度の成長率予測を
1.3%から0.7%へ下方修正した。(一部略)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aGKS0OXxQ5Ns
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