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ラリー・シルバースタイン(911陰謀論)・sp-file(911を見越したかのような直前の賃貸借と保険契約は怪しいです)
http://www.asyura2.com/11/lunchbreak45/msg/403.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2011 年 3 月 29 日 12:44:29: 4sIKljvd9SgGs
 

http://sp-file.qee.jp/cgi-bin/wiki/wiki.cgi?page=%A5%E9%A5%EA%A1%BC%A1%A6%A5%B7%A5%EB%A5%D0%A1%BC%A5%B9%A5%BF%A5%A4%A5%F3%A1%A1%A1%CA911%B1%A2%CB%C5%CF%C0%A1%CB
ラリー・シルバースタイン (911陰謀論)
デバンキング情報としては以下のリンクを参照してください。


「Larry Silverstein」 Debunk 911 Myths
「Rebuilding 7 World Trade Center」 Debunk 911 Myths
「WTC7 and Silverstein」 911 Myths
ラリー・シルバースタインは陰謀の共謀者か?
WTC7の賃借権を有している不動産王のラリー・シルバースタイン氏(Larry Silverstein)が、WTC7を爆破解体させた陰謀の共謀者であるという陰謀論がある。シルバースタイン社(Silverstein Properties)は2001年7月(911テロのわずか2ケ月前)に、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社から、WTC1、2、4、5について99年間の賃貸借権を得ていた。WTC7については1980年に賃貸借権を得ており、その建造も行っている。


この陰謀論の発端は、2002年9月に放送された「America Rebuilds」という9/11後のワールドトレードセンター再建に関するドキュメンタリー番組である。この番組のインタビューでシルバースタイン氏は以下のように述べた。


消防署の司令官から連絡を受けたことを覚えている。彼らは消火できるかどうかわからないと言ったので、私は「多くの人命をすでに失っているのだから、”pull it”するのが一番賢明なことかもしれない」と言った。そして彼らは”pull”する決断を下し、我々は建物が崩壊するのを見た。


「pull」とは一般に「引く、引っ張る」の意味だが、ここではその意味をめぐって議論が起こった。陰謀論によると、これは「建物を解体させる」という意味であり、シルバースタイン氏はWTC7の制御解体の陰謀について、うっかり口を滑らせてしまったことになっている。シルバースタイン氏は911テロのわずか2ヶ月前にツインタワーに35億ドルの保険をかけていた。しかし、この保険にはWTC7は含まれておらず、WTC7が建てられた1987年から別の保険があった。(文献1)


この発言によって生じた混乱を受けて、2005年9月に、シルバースタイン氏のスポークスマンDara McQuillan氏は以下のような声明を発表した。


9月11日の午後、シルバースタイン氏とWTCの現場の消防署の司令官との間に会話があった。

司令官は、建物の中で消火活動を行っている消防官が何人かいることを伝えた。

シルバースタイン氏は、それらの消防官の安全を守ることが最優先であり、必要ならば彼らを建物から撤退させるべきである、という意見を述べた。

当日その後、司令官は消防隊を建物から撤退させ、5時20分に建物は倒壊した。2,001年9月11日、WTC7で犠牲者は出なかった。


つまりシルバースタイン氏の「pull it」発言は、「消防隊を撤退させる」という意味だった。


ニューヨークタイムズ紙のFDNY消防官インタビューでも、「撤退」という意味でpullという言葉が使われていたことがわかる。


Ray Goldback隊長の証言(文献14):


There was a big discussion going on at that point about pulling all of our units out of 7 World Trade Center.

(そのとき、われわれの部隊を全員WTC7から撤退させるか、大論議がなされていた)


Richard Banaciski隊員の証言(文献15):


Finally they pulled us out. They said all right, get out of that building because that 7, they were really worried about. They pulled us out of there and then they regrouped everybody on Vesey Street.

(ようやく連中は我々を撤退させた。もういいからその建物から出ろと彼らは言った、なぜなら彼らは第7(ビル)についてとても心配していたからだ。連中は我々をそこから撤退させ、全員をVesey通りに再集結させた)


なお、当時ニューヨーク消防局長官だったDaniel Nigro氏によると、火災に関する決定を下す場合、その決定権は消防署にあり、建物の所有者の許可を取る必要はないとのこと。(文献1) Nigro氏はFDNYの陰謀への関与も否定している。


YouTubeの「9/11 Debunked」シリーズの「Silverstein's "Pull It" Explained」でシルバースタイン氏の問題のインタビューを見ることができる。


シルバースタインはWTC7の制御解体を計画していた?
「Shame On Jesse Ventura!」 Fox News, Fox Forum, Updated April 22, 2010
Gannett Newsの報道記者として911当日WTCにいたJeffrey Scott Shapiro氏は、上記の記事で以下のように述べ、自作自演説には否定的である。


Ventura州知事や多くの「9/11トゥルーサー」は、ビルディング7(WTC7)の午後の崩壊は、政府の爆発物によるものだと主張している。これはウソである。私がこれを知っているのは、ビルディング7の全47階が突然静かに崩れるのを、目の前で見たからだ。

ところが、以下のようにも述べている。


建物が崩壊する少し前、何人かのNYPDの警察官とCon-Edison社の作業員が私に伝えたところによると、One World Financial Centerの不動産開発者であるラリー・シルバースタインが、電話で保険会社と、建物の制御解体を許可するか検討していた。なぜなら、その基礎はすでに不安定で崩れることが予想されていた。

つまり、シルバースタインはWTC7の制御爆破解体を検討していたというのだ。ただし、「NYPDの警察官とCon-Edison社の作業員から聞いた」と伝聞形になっていることに注意。消防署(FDNY)やシルバースタイン自身から聞いたわけではないようなので、「pull it」の電話について勘違いしていた可能性も否定しきれない。


さらに以下のように、政府の関与を否定し、制御解体も否定している。


制御解体は、切迫した建物の倒壊による損害を最小限に抑え、人命を救う可能性もあった。多くの法執行に携わる職員や消防官、その他のジャーナリストはこの選択の可能性に気づいていた。なにも秘密はなかった。陰謀もなかった。

 私が同僚のレポーターや数人のNYPDの警察官と話していると、ビルディング7は突然崩れた。そして、それが地面に激突するまで、タワー地区からは、なんの音も発されなかった。爆発物はなかった:あれば、私は(その音を)聞いていただろう。事実は、建物が地面に沈んでいく数秒間の間、それがとても静かだったことに唖然としたことを、私は覚えている。

こちらは「目の前で見た」と述べているので、自身の体験談である。WTC7の倒壊は「とても静かだったことに驚いた」(I was stunned by how quiet it was)と述べていることに注目。つまり制御解体の爆発音を聞いていない。


NISTは、WTC7の支柱を破壊するような爆発物は、障害がなければ半マイル離れていても130〜140デシベルの爆音を轟かせる、としている。しかし、そういった爆音は誰も聞いていないし、ビデオ等にも録音されていない。Shapiro氏の証言も、爆発音はなかったという事実を裏付けている。


保険金について
「陰謀論の罠」(奥菜 秀次)によると、シルバースタイン氏にはWTCの再建築義務が課せられているが、保険金が下りても、再建築費には不足かもしれないとのこと。 そもそも、何十億ドルの保険金詐欺に関してうっかり口を滑らせたインタビューを、そのまま放送させるバカタレがどこにいるのだろう?


保険金と再建費に関しては、以下のページを参照してください。


「Larry Silverstein」:Wikipedia「September 11, 2001 attacks」の項目のひとつ
「Windfall」:911Myths... Reading between the lies
「Larry Silverstein」:Debunk 911 Myths
これらによると、シルバースタイン社は複数の保険会社と合計約35億ドルの契約を結んでいた。ところが、実際のWTCコンプレックスの再建費は約63億ドルかかると算出された。


なお、63億ドルという数字は2006年4月時点の推定値(文献2)であり、以下の2007年2月の別記事での推定値は90億ドルとされている。


「Insurer’s Financial Weakness May Imperil Trade Center Project」 By JOSEPH B. TREASTER and CHARLES V. BAGLI, The New Your Times, Published: February 8, 2007
つまり、シルバースタイン氏は911テロが起こることなど予測しておらず、実際の再建費よりも低い保険契約をしていた。また、一部の保険会社とは契約交渉が終わる前にテロが起こったので、事態はいっそう複雑なものになった。


文献3によると、フリーダムタワーを含む建設予定の建物の所有権を、シルバースタイン社と湾岸公社が分割することになるので、保険金を受け取る権利がシルバースタインにはないとして支払を拒否している保険会社もあるようだ。これに対し、Michael Bloomberg市長は支払を拒否することはできないとの声明を出している。また、シルバースタイン氏を陰謀の共謀者として保険金詐欺で訴えた保険会社はない。


さらに、シルバースタイン氏は、WTC崩壊後もニューヨーク・ニュージャージー港湾公社に毎年、年間リース料として1億2千万ドルを払わなくてはならなかった。(文献4) もちろんWTCは崩壊しているので、再建が終了するまで賃貸収益もない。


WTC再建にかかる費用を捻出しようとしてシルバースタイン氏は、2機の旅客機がWTCに突入したことは、テロ2回分に相当すると主張し、およそ倍額の70億ドルの支払いを求め、保険会社と裁判沙汰になった。(文献5) 裁判の結果、シルバースタインの言い分がある程度認められ、2004年に合計約46億ドルの支払いを認める判決が出て、そのうち25.5憶ドルの保険金が支払われた。さらに、2007年には残り20億ドルの支払いも確定し、シルバースタインが手にした保険金は、合計45.5億ドルとなった。(文献6〜10)


これに加え、ニューヨーク再建のための自由公績33億ドルのうち60%の援助も得ることができ、WTC再建がなんとか可能になった。(文献11) ただし、再建に見合う収益があるかどうかは微妙だという見方もある。(文献13) 新しいWTC7は2006年5月に完成したが、資金難のため、フリーダム・タワー(Freedom Tower)の着工は同年の4月であった。

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参考文献


「Was the owner part of a conspiracy?」:BBCの「Q&A: The collapse of Tower 7」
「New Rebuilding Plan Leaves Some Wondering What the Big Rush Is」 By CHARLES V. BAGLI, Published: April 27, 2006, New York and Region, The New York Times
「Mayor Sends Letters To Insurance Companies Urging Them To Pay WTC Claims」 By: NY1 News, 06/16/2006 08:54 PM
「Silverstein Jury's Decision Favors the Insurers」 Dean Starkman, Dean, Alex Frangos, Real Estate Journal, April 29, 2004.
「A NATION CHALLENGED: LIABILITY; Insurer Sues to Limit Its Payout for World Trade Center」 By STEPHEN LABATON, Published: October 23, 2001, The New York Times
「Jury Rules WTC Destruction Was Two Separate Events」 Wall Street Journal 6dec04
「Jury considers WTC destruction 2 events」 USA Today, Posted 12/6/2004 10:35 PM Updated 12/7/2004 8:11 AM
「WTC Developer to Get Additional $12.5M Payment from Insurer TIG」 Commercial Property News, Barbra Murray, March, 2007
「$2B Settlement Ends Trade Center Litigation」 Westfeldt, Amy (2007-05-23) USA Today / Associated Press
「Silverstein, Insurers Reach $2 Billion WTC Settlement」 By David M. Levitt, (2007-05-23) Bloomberg
「A New Blueprint」 By TA-NEHISI PAUL COATES, Monday, May. 08, 2006, Time
「DOOMING DOWNTOWN」 By Nicole Gelinas, March 24, 2006, New York Post
「Trade Center Financing On Shaky Ground」 Dan Ackman, 09.11.03, 11:00 AM ET, Forbes
「WORLD TRADE CENTER TASK FORCE INTERVIEW CAPTAIN RAY GOLDBACH」 The New York Times
「BANACISKI」 The New York Times
「WTC Developer Spat Could Delay Ground Zero Again」 Stan Brooks Reports, 1010wins.com, 20 May 2009
「WTC hits snag with financing dispute」 Ashley Milne-Tyte, Thursday, May 21, 2009, Marketplace
「Getting Trade Center Parties in a Room, if Not on the Same Page」 CHARLES V. BAGLI, Published: May 20, 2009, The New York Times
 

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