http://www.asyura2.com/11/lunchbreak45/msg/401.html
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http://www.nbbk.sakura.ne.jp/911/zn/121.html
ツインタワー倒壊の予測
p121。
(引用者補足:ニューヨーク市長ジュリアーニについての)さらに大きな疑惑は、ツインタワーが崩壊することを事前に察知していた点にある。全米テレビネットABCの事件当日の電話インタビューで、最初にWTC2が崩壊した午前9時59分の10分から15分まえに、「ビルが崩壊しようとしていると言われた」と証言したのだ。
それまで(そして今日までも「9.11」を除き)火災で高層ビルが崩壊する例は皆無で、この事態を事前に想定するのは困難であったに違いない。WTC2崩壊の事前情報源については不明な点が多いが、これまでのところ市の緊急事態管理局(OEM)という節が有力だ。しかしWTC2に旅客機が衝突したのは9時3分だから、最長でもわずか50分足らずでビルの状況を把握し、予測し得なかったはずの崩壊という事態を警告したことになる。しかも誰がどのようにしてそれを可能としたのか、今もって判然としない。(p121-p122)
この節全体のソースは、
(注) DEBUNKING 9/11 DEBUNKING (OLIBE BRANCH PRESS) (p124)
正確に書くと
"Debunking 9/11 Debunking: An Answer to Popular Mechanics and Other Defenders of the Official Conspiracy Theory",by David Ray Griffin, Olive Branch Press (www.amazon.com)
デイビッド=レイ=グリフィンの見解に信憑性のないことは成澤氏もわかっているのでしょう。シェリ=メイサンからの曾孫引き(ひまごびき)になる可能性がありますからね。とくに節まるごとグリフィン頼りでは・・・。
ジム=ドワイヤー著『生死を分けた102分』(文芸春秋、p294〜)によれば、第7ビルにあった OEM 担当の消防局のジョン=ペルージャ氏が第7ビルに到着したときに、建築局の技官が、建物の構造の被害が甚大で両タワー共に不安定になっていて、とくに北タワーがもはや持ちこたえられないと懸念していると伝えました。無線が使えなかったので救急隊員のリッチー=ザリーヨ氏にウエスト通りの指揮所のピート=ガンチ長官(Peter J. Ganci, Jr)への伝令を命じました。伝言をガンチ長官が聞き終えたときに南タワーが倒壊しました。ピート=ガンチ長官はこのあと北タワーの倒壊時に殉職しました。
市の建築局の技官ですから市長の耳にこの情報が南タワー(WTC2)の倒壊の10分から15分まえに伝わっていても不思議はありません。犯罪的な疑念に結びつける以前に、他の説明の可能性があります。『生死を分けた102分』は日本語で容易に参照できるソースです。
『9/11 委員会報告書』(第9章)は次のように書いています。
われわれの知るところ、生存する消防隊長のうちで両方のタワーの全面的な倒壊の可能性があったと考えていた人はいなかった。一人の古参の隊長は、上部の階が数時間で倒壊する懸念についてはっきり述べ、だから消防士たちが60階より上に上るべきではないとはっきり述べた。その意見は北タワーのロビーにいた消防隊長たちに伝えられなかったし、それが南タワーにいた隊長たちに伝えられたという証拠はない。134
134. 消防隊長の誰も全倒壊を恐れていなかったことについては、 FDNY interview 45, HQ (Mar. 8, 2004);Thomas Von Essen interview (Apr. 7, 2004); FDNY interview 52, Chief (Apr. 5, 2004); FDNY interview 4, Chief (Jan. 8, 2004); FDNY interview 15, Chief (Jan. 14, 2004); FDNY interview 5, Chief (Dec. 16, 2003) をみよ。 一人の隊長の見通しについては、 FDNY interview 52, Chief (Apr. 5, 2004) をみよ。意見が伝えられなかったことについては、 FDNY interview 4, Chief (Jan. 8, 2004); FDNY interview 15, Chief (Jan. 14, 2004); FDNY interview 5, Chief (Dec. 16, 2003) をみよ。
911Myths によれば、他に、自宅アパートから目撃した建築の知識のある言語学の教授が消防局や警察などに倒壊の恐れがあると警告した例、消防副隊長のジョセフ=カレン氏が北タワーのロビーの被害状況をみて、タワーが安全でないことを認識し消防士たちに北タワーからの撤収を命じた例がありました。
また、バークレー通り75の臨時の指令所でジュリアーニ市長は、南タワーの倒壊直前というか倒壊をみて「タワーが倒れるぞ」と誰かが叫んだのを耳にしています。それを勘違いした可能性もあるのではと 911Myths はいっています。
ともかく、鉄構造のビルが火災に弱いのは常識ですから、倒壊の予想をした人はかなりいたはずです。ジュリアーニ氏がその情報を知りえた可能性はありました。
(2008/11/02)
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