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読売新聞 3月25日(金)7時38分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000112-yom-soci
東京電力福島第一原子力発電所3号機で起きた作業員被曝(ひばく)で、東電は25日、福島県立医大病院に入院していた作業員2人が放射線医学総合研究所(千葉市)へ転院し、4日程度経過を観察することになったと発表した。
2人にはこれまで急性放射線障害の症状は出ていないという。作業員は被曝量の警報が出ていたにもかかわらず作業を続けていたことも判明。経済産業省原子力安全・保安院は作業時の放射線管理のあり方を改善するよう口頭で指示した。
東電によると、被曝のため入院したのは、協力企業社員の30歳代男性と20歳代男性。他の1人とともに3号機タービン建屋地下1階で24日、電気ケーブル敷設作業中に約40〜50分間、くるぶしまで水につかり、緊急作業時の年間被曝限度に近い173〜180ミリ・シーベルトの放射線を浴びた。
また、東電は25日、現場にたまっていた水を採取し、分析した結果、ヨウ素131やセリウム144、セシウム137など9種類の合計で、1立方センチ・メートルあたり約390万ベクレルの放射性物質が検出されたことを明らかにした。
この数値は、通常の炉内の冷却水の1万倍に相当。セシウム137は、金属に覆われた核燃料が溶けない限りはほとんど検出されない物質で、東電は3号機の原子炉か使用済み核燃料一時貯蔵プール内の燃料が損傷して溶け出し、外部に漏れた可能性があるとしている。冷却水に含まれる放射性物質の濃度は本来、かなり低く、燃料が溶け出していたとしても、その量はわずかとみられる。
2人は作業中、被曝量が20ミリ・シーベルトを超えると鳴動するよう設定した線量計を携帯。途中で線量計のアラームが鳴っていることに気づいたが、前日の作業時には現場付近の放射線量が低かったため、線量計の故障と思って作業を続けた。東電の内規では作業の前後には現場の放射線量を計測すると定めているが、今回は作業後に線量計の計測値を確認していただけだったという。
保安院の指摘を受け、東電は同原発の全作業員に対し、線量計のアラームが鳴った場合には作業を中断し、水にぬれた場合は直ちに検査するよう指示。25日朝から復旧作業を再開した。3号機では、タービン建屋地下1階にたまった汚染水を取り除く作業を行う予定。
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