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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110322-OYT1T00879.htm?from=main3
「何しに来た」怒る人も…東電副社長が謝罪行脚
福島原発
大熊町の渡辺利綱町長(右)に謝罪する東電・皷副社長(左)=22日午後、福島県田村市の総合体育館で=中村光一撮影 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、同社の皷(つづみ)紀男副社長は22日、福島県田村市の市総合体育館に設置された大熊町の町災害対策本部を訪れ、渡辺利綱町長に「ご心配をおかけして申し訳ございません」と謝罪した。
渡辺町長は「一刻も早く危機的な状態を脱してもらいたい」と訴えた。
その後、皷副社長は同体育館で避難している町民約670人に頭を下げて回り、「何しに来たんだ」と住民から怒りの声が浴びせられた。
「一日も早く家に帰りたい」「農家で農産物が心配」と訴える住民に対し、「今はこの事態を収束させるべく努力をしています。全力を尽くします」と繰り返した。
皷副社長は同日、福島市内で記者会見し、福島第一原発1〜4号機の廃炉について「収束に全力を尽くしており今は考える状況でない」、農作物などの被害に対する補償については「どういう場合に可能か方向性を検討している」と述べた。
皷副社長は順次、各自治体の対策本部や避難所を回る予定という。
(2011年3月22日19時46分 読売新聞)
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