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東芝、日立は、GEの下請けとして原発を設計した
投稿者:ウエダ 投稿日:2011年 3月19日(土)21時33分1秒 通報 編集済
こんばんは、皆さん、植田です。
元東芝社員の原子力発電所の設計者・小倉志郎氏の反省の弁を見たことで、相田英夫氏の体験談の信頼性が増しました。
続きを見てみます。
いかに日本の原子力行政がアメリカ従属か、です。
舞台の背景です。
アメリカでは、19世紀末から、2つの巨大メーカーが競争を展開していました。
GEとWHです。
「GE(ジェネラル・エレクトリック)は有名な発明家エジソンが興した工場に、JPモルガン銀行が出資したのが始まりである。一方のWE(ウェスティング・ハウス)は、エジソンと同時代の技術者であるジョージ・ウェスティングハウスの興した会社に、ロックフェラー財閥が出資することで成長した。両者の競争は、モルガン対ロックフェラーのアメリカの2大財閥の対立を反映したものである。19世紀末の電力の送電方式をめぐるGE(=直流電流)とWE(=交流電流)の争いは有名であり、WEは元GE社員であった天才技術者のニコラ・テスラを招聘するなどして、この争いに勝利して電力事業の基盤を確立している。」p.250
日本が原子力技術を導入する前段階として、アメリカ国内で、モルガンとロックフェラーの対立がありました。
勝ったのはモルガンのGEでした。
このことが、日本のメーカーの原発推進の主導権争いに直結します。
「GEとWHは日本のメーカーにも大きな影響を与えている。東芝、日立製作所、石川島播磨重工条(IHI)等は、創業時よりGEの技術移転を受けて成長した会社である。またWHの技術は、三菱グループの三菱重工と三菱電機に伝えられている。
実は、グローパルな見地では、上記の日本の大手電機、重工メーカーはGE、WEの下請け企業として、アメリカの製造業界の≪極東・組み立て工場≫の役割を長年にわたって果たしてきた。90年代になると、GEとの争いに敗れたWHが企業体として解体されたために三菱重工と三菱電機はアメリカの束縛から逃れられたものの、GE系の国内3社、東芝、日立製作所、IHIはいまだにGEの顔色を窺いながら事業を進めているのが実情である。」p.250
なるほど、です
なんで福島原発の設計者として、元日立社員とか、元東芝社員が出てくるのか、以上の説明でよくわかります。
しっかりと符合しています。
GEがアメリカ市場で勝利したので、その下請けだった東芝、日立が頭角を現わした、と。
とりあえず、ここまでにします。
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