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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20110320-OYT8T00563.htm
新人の民主離れ続出
2011県議選 ? 出席者の間に重苦しい空気が流れた。
県議選対応を協議した6日の民主党県連幹事会。2区支部長の坂口岳洋衆院議員が言いにくそうに切り出した。
県連の定期大会で統一地方選に向けて気勢を上げる国会議員ら(昭和町で) 「志村さんの推薦は見送りとなりました」
県連は1週間前に、上野原・北都留郡区に出馬予定の志村時江氏(63)の推薦を内定したばかりだった。沈黙が続いた後、出席者の一人が自らを納得させるように言った。「国政のことがあるから仕方ない。まずは当選してもらうことを優先しよう」
志村氏の推薦辞退で、県連幹部らは民主党が置かれている厳しい現状を改めて痛感させられた。
衆院2区内の県議選選挙区を担当する坂口氏は2月下旬、志村氏に推薦を打診し、内諾を得ていた。ところが、その後、志村氏は「幅広く支持をもらいたい」として辞退を申し出た。
県連幹部は「中央に地方が足を引っ張られている。新人候補にとって、民主党の看板を背負うことは大きな痛手なのだろう」と志村氏の心中を代弁する。
「党のゴタゴタで不安をかけている点についておわび申し上げる」(後藤斎県連代表)、「党中央の状況がうまく行かず、地方選で戦っている皆さんに迷惑をかけて心苦しい限りだ」(小沢鋭仁衆院議員)。幹事会の冒頭のあいさつでは、県選出国会議員から謝罪の言葉が相次いだ。「中央が地方の足を引っ張る」という県連幹部の言葉を象徴する場面だった。
政権与党として初めて臨む今回の県議選。県連は当初、全選挙区に計20人程度の候補者を擁立することを目標に掲げた。民主党系会派の所属議員5人のうち3人が今期限りで引退。県議会で主導権を握るには大量の新人を当選させる必要があった。
だが、民主党政権の混迷が深まるにつれ、党と距離を置こうとする動きが表面化した。
甲府市区に公認での擁立を見込んでいた県連広報委員長の飯島修氏(56)は、党の支援の度合いが弱い推薦で出馬する。輿石東・党参院議員会長の公設第2秘書で、中巨摩郡区(昭和町)の鷹野一雄氏(50)も推薦を見送った。擁立人数は今のところ、公認・推薦合わせて9人にとどまっている。
県連役員だった関敦隆氏(55)は1月に離党届を突きつけ、みんなの党から中央市区に出馬する道を選んだ。関氏は「とにかく民主党の色を消したかった。民主党がマニフェストをきちんと実行していれば離党しなかった」と民主党への不満をぶちまける。
党の重鎮の輿石氏が大苦戦を強いられた昨年の参院選は、県連の組織が政権交代後もぜい弱なままであることを露呈した。県議選が「足腰強化に向けた絶好の機会」(県連幹部)となるはずだが、その実現は危うくなりつつある。
(2011年3月21日 読売新聞)
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