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関東直下の「地震の巣」。
関東地方で地震が多発するのは直下にある100キロ四方の岩盤が原因であることが産業技術総合研究所などの解析で分かった。
巨大な岩盤の発見は、都心に壊滅的な被害をもたらす恐れのある首都直下地震の発生メカニズムの解明に役立つと期待される。科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に6日掲載される。(略)
地下を伝わる地震波の速さから岩盤と太平洋プレートの性質は同じと判明。岩盤は太平洋プレートの上面がはがれた断片と推定された。遠田主任研究員は、1855年のM7級の地震は岩盤とプレートの境界で起きたとみており「将来の首都直下地震もこの境界で起きる可能性が高い」と指摘している。from 関東直下に「地震の巣」…100キロ四方の巨大岩盤が形成 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この岩盤は"なまず"なんだろうな。浅草に居る不合理性とは、なによりも地震の問題であって、その破綻に、なんとか抵抗しようとする人間の営みを否定してみせた姉歯元建築士は、建築基準法違反の罪に問われ、懲役5年の実刑、罰金180万円の判決が確定していたりする。
それは、デュラン・れい子さん曰く、『地震がくるといいながら高層ビルを建てる日本』なのであって、耐震構造というのは、そのせめてもの抵抗だった。それなのに、姉歯元建築士のやったことは、無常観なのか、楽観主義なのか、単なる金のためだったのか、宵越しの金をもたない江戸っ子だったら、こんな処にマンション建てるんじゃねぇよ、ってことなのか。
たしかに、こんなにも地震の多い処に住んでいるのが間違っているのかもしれないけれど、災害で、何度も街が潰れても、日本人は街を捨てたりはしないのだ。それは簡単に言ってしまえば、他に行くところがないからだ。東京都内でも、指折りの地震虚弱地帯であるうちの近所は、地震ばかりでなく、戦争でも、大火でも、何度もきれいさっぱりなくなっては、またそこに生活を積み上げてきた。
それを支えているのが、無常観(とその裏返しの楽観)であることは否定しない。江戸っ子が宵越しの金をもたなかったのは、火事とけんかは江戸の華というように、火事が多かったから、と言われている。そして「地震、雷、火事、親父」でもあるわけで、地震も江戸っ子の無常観を構築してきたものなのだろう(たぶん)。
何があっても町内会がしっかりしていれば大丈夫(たぶん)、というあたしでさえ、地震にはぜんぜん自信はないわけで、町内会がいくらしっかりしていても、地震の揺れを止めることなどできやしない。
ただあたしたちは、町内会の外からくるものを、内部にあらかじめ準備されている形式の中で捉え、その衝撃を吸収することができるようにしようとするのであって、それは地震の後の事ということになるのだろうが、つまりは、備えはしておかなくてなならないのだな。
Tags: 地震
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