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http://www.bllackz.com/2012/09/blog-post_19.html
アメリカはイスラムの預言者を冒涜した映画を作ってイスラム国家のすべてから抗議デモを起こされている。日本は領土問題で中国や韓国から激しい反日デモが起こされている。
アメリカ国内でも「ウォール街を占拠せよ」運動、すなわち反格差デモがまた起きている。
反日デモの影に隠れて見えなくなっているが、ユーロ圏でもギリシャやスペインで反政府デモがそれぞれ起きており、世界中が騒然となっているように見える。
これはグローバル経済が成長しないことによる弊害がすべての国に現れている兆候として見るべきだ。逆に言えば、もしグローバル経済が回復しないのであれば、時代はさらに混沌としていく。
★アラブ圏の人々は2011年から一気に貧困化
中東では2011年の「アラブの春」で独裁政権が次々と崩壊していき、2012年から国民の「生活苦」がさらに加速されるという皮肉な状態になってきている。
エジプトもそうだ。混沌として将来が見えない国には投資資金は回ってこない。デモや暴動でインフラが破壊され、行政も滞り、外国人観光客も投資家もやって来ない。
そんな中で国民の生活は追い詰められていき、そこにイスラム主義が浸透していく。
エジプトはムバラク政権が長らく親米を貫いていたので、必然的に過激なイスラム主義を抑えていた。
そのムバラク政権が瓦解したのだから、イスラム主義が浸透していくのは当然のことだった。
そして、そこにアメリカがイスラム冒涜映画を作ったのだから、現状に不満を持つ国民が怒りのエネルギーをそこに向けたのは当然のことだった。
また、同じ構図はリビアにもイエメンにもスーダンにもチュニジアにも、すべての国で見ることができる。
アラブ圏の人々は2011年から一気に「貧困化した」ということを忘れてはならない。貧困化したことにより、不満のエネルギーがマグマのように溜まっていた。
そこに、偶然なのか意図的なのかは分からないが、イスラム冒涜の映画が出てきて、一気に怒りのマグマが爆発したというわけだ。
2012年9月19日。さらに拡大していく反米デモ・・
★韓国では国民が見捨てられている
中国や韓国の反日デモも、そこに「貧困化した」国民の姿がある。
韓国は先進国に駆け上った成功国家として日本のマスコミ(特に日経新聞)は手放しで賞賛しているが、実際には内憂外患の国家と言える。
サムソンやヒュンダイのような財閥企業は国に保護されて巨大化しているが、国民は見捨てられている。失業者も自殺者も多い。
今でも韓国女性は全世界に売春ビジネスを強いられているのは、よく知られた事実だ。
韓国国内でも、40過ぎて強制的にリストラされた韓国人サラリーマンは何とか生きるために何らかの起業を始めるが、その50%は失敗して消えていく。
一発逆転を狙った不動産転がしも、住宅ローンを貸し出す貯蓄銀行がすべて崩壊したのを見ても分かる通り、すでにバブルはとっくに崩壊してしまっているのである。
そこにユーロ圏の不況が重なって、韓国経済全体が大きなダメージを受けるようになった。この影響は2013年になると、さらに明確な数字として出てくることになる。
すなわち、韓国という国家は経済的に追い込まれており、今この瞬間にも国民の「貧困化」が加速しているのである。
そこで起きているのが偏狭なナショナリズムを土台にした反日デモ、反日運動である。
国民が貧困化すると、現状不満は政府に向く。だから、政府は国民の目をそらすために、その怒りを外に向ける。韓国は常に国民の怒りを日本に向けさせる。
日本は謝るし、刃向かって来ない。弱腰の上に、信じがたいまでに事なかれ主義だ。叩くにはちょうどいい相手なのである。
日本の国旗を食いちぎろうとしている狂気の韓国人
★豊かになることは不可能になったと感じる中国人
中国もまた同様に、日米欧の経済不振のあおりを受けて経済成長が止まってしまった。
さらに、不動産バブルも地方から崩壊してきている。また、あと数ヶ月で最高指導者も入れ替わる重大な時期にさしかかっている。
一度、権力が入れ替わったら、10年はその政権が続く。すなわち、権力闘争から落ちた人間は10年も冷や飯を食うことになるわけで、そのために中国の権力闘争は苛烈なものになっていく。
習近平国家副主席が2週間も姿を見せなかったが、もちろん遊んでいたわけではない。裏側で泥沼の権力闘争に巻き込まれていた可能性が高い。
権力闘争の中で何がどうなったのかという真相を探し求めても意味がない。真相など出てこないし、真相が分かったところで何か役に立つことがあるわけでもないからだ。
問題は、グローバル経済の不振を受けて、中国経済が成長できなくなってしまったということだ。
これによって中国に膨大に取り残された貧困者が、遅れて豊かになるという楽観論が消えた。
つまり、貧困化が解消できず、むしろ固定化することが決定したということだ。
「いつか豊かになれると思って努力していたが、豊かになることは不可能になった」
社会情勢からそのようなことを敏感に感じ取った国民は、当然のことながら、現状に対して激しい不満を持つことになる。
そこで起きているのが偏狭なナショナリズムを土台にした反日デモ、反日運動である。
国民が貧困化すると、現状不満は政府に向く。だから、政府は国民の目をそらすために、その怒りを外に向ける。
中国は常に国民の怒りを日本に向けさせる。韓国とまったく同じだ。
日本は謝るし、刃向かって来ない。弱腰の上に、信じがたいまでに事なかれ主義だ。叩くにはちょうどいい相手なのである。
日本企業を襲って略奪・放火する反日デモの中国人
反日を叩きつけられて、怒りに目覚める日本人
日本もまた国力が衰退している上に政治家や官僚の劣化によって、国家の破壊が推し進められてきた。
その結果、一億総中流と言われた日本から「中流」が消滅していった。最初は若者を中心にどんどん切り捨てられ、次に中高年がリストラされる時代へとなった。
なぜなら、日本企業が利益を出せないようになって取り残され、社員を抱えきれなくなったからだ。
グローバル経済が成長しないのであれば、この動きはさらに続いていく。すなわち、国民は「貧困化」から逃れられない時代へと転がり落ちていくのである。
さらに今後は2011年の福島原発事故でばらまかれた放射性物質での内部被曝で膨大な人々が健康を害することになる。
日本の国民が苛立ち、何もできない政府に対して激しい怒りを感じたとしても当然のことだ。
そこに、韓国から反日を突きつけられ、中国にも反日を突きつけられている。
日本人が明確にナショナリズムに目覚めたのは、2010年の尖閣諸島沖漁船の問題だ。
当時の菅直人政権は漁船で体当たりした中国人船長を「釈放しろ」と脅されて裁判もかけずに中国に返した。
マスコミはこれをいっさい無視して、「マスゴミ」と嘲笑される要因にもなったが、このときから日本人の中で明確にナショナリズムが芽生えたのである。
これからどうなるのかは簡単だ。日本人もまた中国人と韓国人を憎む時代が来るのである。
特に、日本に対して激しい憎悪を向けている韓国人に、日本人も憎悪で答えることになるはずだ。
日本にもまたナショナリズムが台頭していく。
これからは「戦争」の時代になっていく
経済が成長しない、経済が停滞して縮小していく。
そうすると、あちこちの国で弱いところから破綻していくことになる。国民は怒りのエネルギーを感じて、それが何らかの形で暴発していく。
★今、世界で何が起きているのか分かるだろうか。間違いなく、暴力と憎悪の台頭だ。
「民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がる」のである。すでに「経済が重要」という時代はもう終わりつつある。
これからは「暴力が物を言う」時代へと転換していく。すなわち、暴動や内戦や戦争の時代へと突き進んでいくことになるのだ。
人間の社会や歴史は、常に「戦争」と「平和」を循環しながら無限に続いている。
グローバル経済の崩壊によって「平和」が切り崩されているのが現状であるならば、その先に何が待っているのかは言われなくても分かっているはずだ。
これからは「戦争」の時代になっていくのである。
そして、言うまでもなく日本も他人事ではない。日本人は、自分たちが中国人や韓国人に憎まれているということを考えないようにして生きていた。しかし、時代は変わった。
もうすでにすべての日本人は、自分たちが激しく憎まれていることを誰もが自覚している。そして、日本人自身もまた憎しみを持つようになってきている。
大きく世界の潮流が平和から暴力へと転換しつつある今の時代に、逆らえる者は誰もいないのである。
あなたは、そしてあなたの家族は生き残れるだろうか?
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