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「借金に抵抗しろ」... ウォールストリート占領運動2.0、イカリを上げる
1周年を迎えた占領運動、ウォール街占領デモ.. 35人連行
チョン・ウニ記者 2012.09.18 05:11
1周年をむかえたオキュパイ運動の活動家たちが企業政府を批判し、またウォール・ストリートに立った。警察は平和なデモをしていた人々を逮捕して金融街の平和を守ろうとした。オキュパイ・ウォールストリート運動の参加者たちは、今後、借金を拒否し抵抗する『借金ストライキ』運動を行う方針だ。
9月17日(現地時間)、約200人のウォール街占拠活動家がニューヨーク金融街に集まった。警察はニューヨーク証券取引所を封鎖し、検問をしてオキュパイ活動家の進入を遮断した。活動家らは1周年を記念してウォールストリート職員の仮装をしてニューヨーク証券取引所に集まり、座り込んでウォールストリートに対してピープルズウォール(People's Wall)と名付けられた包囲デモを試みた。
[出処:@OccupyWallStNYC]
9月17日、AFPの報道によれば、警察は少なくとも35人を逮捕した。20人がウォールストリートの入口で逮捕され、他はニューヨーク証券取引所の入口で、そしてウォール街占拠運動が始まったズコッティ公園(リバティ園)に移動し始めた時、連行された。
しかし、デモの参加者はその後、またブロードウェーに現れた。参加者たちは 4つのグループに集まってデモを行った。活動家数人は「連邦準備制度(FED)を終わらせよう」、「われわれは学生であって、消費者ではない」というプラカードを持っていた。また「政治から金をなくせ」、「われわれは99%だ」というプラカードも見えた。
「われわれはウォール街の銀行家が、自分たちの会社がこの土地で何をしているのかを考えず、毎朝出勤してはいけないというメッセージを伝えたかった」と占領運動の報道担当者マーク・プレイは17日、AFPに話した。
[出処:@OccupyWallStNYC]
活動家たちはウォール街占拠運動1周年を記念して、15日から多様なイベントとともにデモ行動を展開した。ニューヨーク警察はズコッティ広場を閉鎖して、 15日の集会も厳しく統制し、最低15人の参加者が連行された。
99%のカミングアウト
ウォール街占拠運動の参加者は昨年の秋、企業政府と資本主義に反対し、自分たちを1%に抵抗する99%と呼び、自発的なテント村を作り占領運動を行った。最初の議論はカナダ基盤文化運動雑誌、〈アドバスター〉が提案し、ハッカー集団『アノニマス(anonymous)』が支援した。
彼らはまた、2011年1月にチュニジアで始まり、周辺のアラブ国に広がった民衆蜂起、ギリシャとスペインで高い失業と緊縮反対のために街頭に出た怒れる人々に注目し、彼らと自分たちを99%と呼んで、各地域での大衆的な占領デモによる世界的な反資本主義大衆運動を展開した。
その後、ニューヨークだけでなく、他の多くの都市でもオキュパイ運動に同調するデモが広がった。最高潮だった昨年10月15日の国際行動の日には、82か国の約1500都市でオキュパイデモが行われ、ソウルでも韓米FTA反対、新自由主義反対のオキュパイデモが行われた。
地域社会、雇用、学校での公共に関する討論、連帯活性化
しかしロサンジェルス・タイムズに17日、「占領運動はバカだ。彼らは議題を持っていない」と明らかにしたウォールストリートで働くロバート・ニコルソンの意見ばかりでなく、占領運動の実質的な成果に対する意見は交錯している。
これまでニューヨークばかりか英国、カナダ、香港などの占領運動のキャンプはほとんどが解体され、政治的または制度的な変化につなげられなかった。米国の大統領選挙でも、占領運動参加者の相当数がオバマを支持していたり選挙自体に懐疑的だ。
しかし占領運動の活動家はこうした見解は間違っているという。
9月15日、Znetに寄稿したマリーナ・シトリン(Marina Sitrin)は、オキュパイ運動は、地域社会、雇用と学校に、公共的な討論を根付かせたと評価している。彼は「ニューヨークでわれわれは、いくつかの住宅没収を防り、適切な住宅で暮らす権利の闘いを支持する多くの地域総会の登場を見てきた」と言う。
彼はまた「占領総会は、緊縮や学費値上げに反対し連帯するだけでなく、学生により主導され、協同する教育や教育学の新しい形態のための『自由大学』を作ろうとするニューヨークの公立大学でも行われた」と伝える。
また、シトリンは作業場内でこの運動は続いているとし、労働運動と占領運動の関係は深まっていると明らかにした。
10日にインディーズタイムスに寄稿したレイチェル・レアーズ(Rachel Lears) も、地域労働運動へのオキュパイ運動の役割を強調する。
彼によれば飲食業チェーンのザ・ホット・アンド・クリスティ(the Hot& Crusty)の新しい独立労組の結成に、オキュパイ運動は重要な役割を果たした。オキュパイ運動の移住労働者の正義ワーキンググループ(IWJ)は、独立労組結成運動に対し、企業所有者のマーク・サムソンの私募ファンドへの一連のデモ、事務室への抗議書簡とメーデー大衆プラカード・デモで支援した。独立労組の組合員、マホマ・ロペス(Mahoma Lopez)は「ウォールストリート占領運動は確かにわれわれの運動にとても重要な役割を果たした」と指摘する。
レアーズは現在「いくつかのグループはオキュパイ運動を象徴的でユートピア的なビジョンから、さらに具体的かつ地域的な勝利に基づく方向で再定義している」と見る。特に「オキュパイ運動の活動家は担保の危機に注目しており、担保に取られた労働者家族の家を成功的に防御し、取り戻している」と明らかにした。
[出処:http://occupywallst.org/]
こうしたウォール街占拠運動の参加者は、大衆的な反資本主義運動の形成、総会による直接民主主義の具現、自律的な闘争共同体の実験、インターネットTV、 SNSなどのニューメディアを使ったコミュニケーションや、インターネットによるリアルタイムの国際連帯などの事例を作ったと評価される。
特にオキュパイ運動は、2011年春のウィスコンシン州政府の反労組法反対闘争、 2011年11月のオークランド港オキュパイのための都市ストライキ、そして最近のシカゴでの教育市場化反対教師ストライキなど、新自由主義的な地方政府に対する地域社会連帯と闘争の活性化に寄与したとし、注目されている。
「借金に抵抗してストライキを」
占領運動の活動家たちは、今度は『借金ストライキ』運動を展開する予定だ。 9月17日、占領運動の活動家たちは1周年を契機に『借金抵抗者』の行動マニュアルを含む5千冊の本を無料で配った。この本は負債を集中分析し、住宅、学生ローン、クレジットカード、医療ローンに関する債務のジレンマからの解決を提案する。ウォール街占拠運動の活動家たちは、『借金』が次の主題だと話す。
ウォール街占拠運動の『借金ストライキ』グループが主導する「借金にストライキをしろ」運動は、この本で次のように提案する。
「学費ローンの利子として毎月数百ドルを払う最近の卒業生から、医療費で破産した働く人の家庭、地方政府の破綻で賃金削減を強要された教師や消防署員、すべてが借金の影響を受けている。米国人の76%が深刻な債務者だ。少なくとも 7人に1人が集金員に追われている。借金は99%を拘束する鎖だ。
内部告発者たちは一部の融資や集金機関の広範囲な非道徳的かつ不法な活動のパターンについて語った。しかし私たちにより選出された公務員は、金融産業を統制したり、市民の借金を軽減しようとはしていないことを立証した。借金抵抗者の行動マニュアルは、彼らの暮らしからウォールストリートを追いやるために、債務者を支援し、1%の利益ではなく民衆に奉仕する信用システムを作るための最初の歩みを踏み出すことを目標とする」。
翻訳/文責:安田(ゆ)
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