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ロシアのプーチン大統領は6日放映の国営RTテレビとのインタビューで、米大統領選挙でオバマ大統領が再選されれば、両国関係が改善する可能性があると述べた。その一方で、対立候補であるロムニー前マサチューセッツ州知事の対ロシア強硬姿勢は「間違った選挙前のレトリック」だと指摘したが、当選すればロムニー氏とも一緒にやっていくつもりだと話した。
プーチン大統領はこれまでオバマ氏に対する態度が冷たいとみられていた。しかしインタビューでは、これとは対照的に、オバマ氏を「誠実な人物」で「状況をより良くするため、心から変革を望んでいる」と高く評価した。
同大統領は、オバマ氏が再選されれば、ミサイル防衛問題の解決が促される可能性があると述べた。
ロムニー陣営はこのプーチン発言に飛びつく可能性が高い。ロムニー陣営はここ数カ月間、オバマ大統領が言うところの対ロシア関係の「リセット」を厳しく非難し、より強硬な路線を打ち出している。
米国とロシアの関係が最初に大統領選挙の争点となったのは3月だ。当時、オバマ大統領がプーチン氏の前任者メドベージェフ大統領(現首相)との会話を偶然マイクに拾われ露見してしまった一件だ。オバマ氏は、米国提案の欧州ミサイル防衛システム構想をめぐるロシアの懸念への対応について、大統領選挙後は「より柔軟になれる」と話した。
米国はこのミサイル防衛システムがイランからのミサイル攻撃からの防御を目的に設計されていると説明しているが、ロシアは迎撃ミサイルがロシアの核ミサイルを無力化させる恐れがあると主張している。
共和党は、オバマ大統領のコメントが弱腰の兆候だと非難した。ロムニー氏はロシアが米国にとって「地政学上、最大の敵」だと述べた。
プーチン大統領は今回のインタビューで、こういったロムニー発言は「間違った」選挙戦略だったと指摘し、米国の大統領に誰が選ばれてもその人と協力するつもりだと述べた。しかし同大統領は、ロムニー氏が勝利すれば、ミサイル防衛システムへのロシアの反対を解決する試みを複雑にする恐れがあると警告した。
プーチン大統領は「われわれの米国のパートナーたちは、『あなたがたロシアを標的にはしていません』と言っているが、もしロシアを最大の敵だと考えているロムニー氏が大統領になったらどうなるだろうか」と話した。インタビューは3日に収録、6日に放送された。5月の大統領就任以来、最も広範囲にわたる公的な発言だ。
またプーチン大統領は、シリアへの外国介入に反対する姿勢に固執する一方、最近始まったロシアでの反政府運動を弾圧しているという西側の批判をはねつけた。同大統領は、ロシアは国連安保理でシリア当局に暴力を停止するよう圧力をかける決議採択の際、3回拒否権を行使しているが、今後もそのスタンスを変えないと強調した。
同大統領は「なぜロシアだけが姿勢を見直すべきなのか」と述べ、「恐らく、交渉プロセスのパートナーが姿勢を見直すべきだろう」と付け加えた。
同大統領は、アサド政権を崩壊させようとして反乱分子を支援するのは逆効果で、それはソ連がムジャヒディン(イスラム戦士)に敗北した後のアフガニスタンと同じ状況が生じると警告した。
同大統領は、そうなれば世界的なテロとの戦いが台無しになると指摘し、「(米国が)グアンタナモ収容所の扉を開けて、収容者全てをシリアに連れて行き、戦わせるようなものだ。それと同じことだ」と述べた。
しかしプーチン大統領は、いわゆる「アラブの春」に対する姿勢を変えた。同大統領はこれまで、アラブの春がアラブ地域に対する利益を拡大しようとする西側諸国の試みだと表現してきた。しかし今回のインタビューでは、北アフリカと中東の民衆蜂起が発生したのは、指導者たちが国民の変化への要求に十分なスピードで対応できなかったからだとの見解を示した。
ロシアで昨年末に活発になった反政府運動への対応については、反対派分子を弾圧しているとの主張を否定した。
モスクワの大聖堂で反プーチンソングを歌い、フーリガン行為を理由にメンバーの3人が2年の禁錮刑を言い渡された女性パンクバンド「プッシー・ライオット」の裁判について聞かれると、プーチン大統領はインタビュアーにバンドの名前をあえてロシア語に訳すよう求めた(訳注=バンドが有名になって、そのグループ名が一般人の会話に上るようになってしまった点を指摘したもの)。またバンドメンバーがかつて公の場でグループセックスに加わったことにも言及し、これに関する粗野な冗談も飛ばした。
同大統領は「国には信仰者の感情を保護する義務がある」と述べ、同大統領が裁判に圧力を加えたというバンド側の弁護士の主張を否定し、バンドは上訴が可能だと指摘した。
2012/09/07
http://jp.wsj.com/World/node_507886?mod=WSJFeatures
以下おまけ
次のアメリカ大統領は、
副大統領のジョー・バイデンがなるのではといわれている。
多分、オバマは、途中香盤するのではないかと噂されている・・・。
バイデンも、オバマ同様、財政再建と軍事費削減、そして
軍産複合体や、ユダヤ金融資本家と距離をおきつつある政策をとると思われ、
プーチンとも、ウマが合うのではと思う。
アメリカ、中国、ロシアの覇権大国世界から脱却した
新しい世界のスタートに期待したいが、どうなるのかしらん・・・。
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