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竹島の問題と尖閣の問題は、取り敢えず峠を越したかなとも感じるのですが‥その一方で、替わってテレビを賑わせているのが、あの将軍さまの料理人。
何枚かの写真がテレビに映し出されているのですが‥あれれっ、これ、いつもバンダナとサングラスで顔を隠している料理人ではないですか?
サングラスをとっても危険はないのか?
で、そのサングラスを取った男が挨拶をしている相手が、キムジョンウン氏。それにしても不可思議。何故この料理人が再び北朝鮮を訪問することなどあり得たのか?
命の危険を感じなかったのか?それとも逃れようがなかったのか?いずれにしても、この料理人が再び北朝鮮を訪問して、キムジョンウン氏との再開を果たしたというのです。しかも、これ証拠ですよと言わんばかりにこうして何枚もの写真が。
おかしくないですか?
いずれにしても、この料理人さんが北朝鮮を賛美するものだから‥それに、裏切り者の自分に対し寛大な言葉をかけてくれた、なんてことを言うものだから、お人よしの日本人は、つい先方の作戦にはまってしまいそうになるのです。或いは、そうした作戦に半ば気が付きながらも、それでも先方が、拉致した人々を日本に戻してくれるのであれば、日本としても北朝鮮の復興に力を貸すことはやぶさかでないよ‥なんて。
ところで、韓国の大統領が、何故今になって日本を刺激するような発言を繰り返すのかと言うことについて、自分の支持率挽回を狙って行ったものだというのが一般的な理解であるのですが、その一方で、韓国の大統領は、日本の北朝鮮への接近に裏切られた思いを抱いているなんて解説もあるのです。
冷静に考えてみましょう。
先ず、韓国の大統領が竹島に上陸したのが8月10日。そして、将軍さまの料理人がテレビに出だしたのが最近の出来事である訳ですから、順序が逆な気もするのですが‥しかし、料理人が北朝鮮を訪問してジョンウン氏と再開を果たしたのは、7月下旬以降の出来事ですから、韓国の大統領には当然その事実が竹島上陸以前に知らされていたに違いないのです。
果たして、日本は自分(大統領)に何の連絡もなしに北と接触しようとしているのだろうか、と。野田総理は、何もそれらしきことを言っていなかったのに、と。ひょっとしたら、韓国の大統領は野田総理に裏切られた思いがしたのかもしれないのです。ただ、それはそれとして、何故この料理人はテレビに今でまくっているのか?
それはもちろん、なかなかマスコミ関係者が接近することのできないジョンウン氏に会見し、しかも証拠の写真まで持っているからで、これをテレビで放送すれば必ず視聴率が上がる、と。プラス、北朝鮮の拉致問題に関する態度の変化を日本人が感じ取れば、また視聴率が上がる、と。
私は、こうした出来事が北朝鮮の作戦の一環だとしても、もし北朝鮮が拉致問題に一定のけじめをつけるつもりでいるのであれば、それならそれで日本側としてもそれに応えるべきだと思うのです。従って、権力者の交代にともないこうして北の拉致問題に対する考え方が変わるのであれば、歓迎をしたい、と。
ただ、それはそうなのですが、今回の料理人のテレビ出演に当たっては一つ釘を刺しておくことが必要だと思うのです。何故、あそこまで北を褒めるのか?そして、それを我々視聴者はどう評価すべきなのか?
というのも、料理人が北を訪れ、彼のためにパーティをやっていた時には、北朝鮮では洪水が起き、大変な被害が発生していたということもありますし‥
料理人は、自分は裏切り者なのに昔のことはもういいと言ってくれた、とジョンウン氏を絶賛する訳ですが‥それは、自分や家族の命を保証してくれたから称賛するのは当然。逆に言えば、料理人の言葉を額面どおりに受け止めることなどできない、と思うのです。
しかし、番組でその話を聞く相手はあのみのもんた氏。ジョンウン氏に会えないのかとか、歓び組に会えないのか、なんておちゃらけた質問ばかりするのです。
こうした風景をみる視聴者の多くは、まるでTBSは北朝鮮と何の接点もないものと勝手に想像してしまうでしょう。でも視聴者の皆さん、冷静になって下さい。
何故この料理人がTBSに優先的に出演するのか?それは、今回の訪朝に関して、TBSはこの料理人と独占契約を結んでいるからだ、と。そして、訪朝のための費用もTBSが負担している、とさえ。
だとすれば、もう一歩進んで、TBSは何も料理人と打ち合わせをするだけではなく、北の関係者とも事前に接触を持っていたと考えた方が自然ではないのでしょうか。
仮に、料理人が北を訪れ、ジョンウン氏と会見をしても、そうした出来事が果たして日本で好意的に報道されるものかどうか?もし、悪いイメージで報道されることになれば、北の思惑とは反対の結果になってしまうのです。だから、ここは何としても事前に日本のマスコミによく根回しをしておく必要がある、と。
そして、その北の意向に沿った形でTBSは今、料理人の訪朝について懇切丁寧に報じているという訳なのでしょう。そうした事実を伝えないまま、料理人とみのもんた氏に道化の役を演じさせていることが本当だとすれば、真実を客観的に伝えることが任務のテレビ局として如何なものなのか?
最後に、ジョンウン氏が、料理人の過去の行いを許したという発言についてですが、これをそのまま受け入れるのは如何と思うのです。
自分が子供の時に一緒に馬に乗ったとか、バスケットをしたとか‥そんなことだけで裏切り者を許すものなのか?もし、それだけで許してしまうようでは、とても権力者など務まるものではないのです。そうではないのです。北朝鮮はスパイを使い、料理人の身元を完全に掌握し、そして、彼がそれほど危険な人物ではないというか、まだ利用する価値があると思ったからこそ、再び北に招いて彼に重要な役割を演じさせているのです。
何故かと言えば、彼はテレビには頻繁に出演していて知名度があるし、それに北朝鮮の真実知っている日本人として認識されているから、と。その彼が新しい指導者たちを褒めちぎれば、必ずや日本における北朝鮮のイメージ改善につながるであろう、と。つまり、彼は料理人から広報マンに替わったのです。
北は、慈悲深い国であると、或いは素晴らしい国であると言うことを日本や世界に広報するのが彼の新しい任務になったのです。そして、それを手助けしているのが、TBSやそれ以外のテレビ局であるということなのです。
もちろん、本当に北が拉致問題の解決に動こうというのであれば、日本が黙っている必要はないのですが‥(小笠原誠治)
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