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台湾:尖閣上陸時に中・台の旗…馬政権、苦しい対応− 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/news/20120817k0000e030158000c.html
http://mainichi.jp/select/news/20120817k0000e030158000c2.html
毎日新聞 2012年08月17日 11時26分(最終更新 08月17日 11時42分)
【香港・大谷麻由美】台湾も領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)に香港の活動家が上陸した際、台湾の旗である「青天白日満地紅旗」を中国国旗「五星紅旗」と一緒に掲げたことで、馬英九政権は難しい立場に置かれている。尖閣諸島の領有権問題で、台湾は再三、「中国と協力して解決しない」と日本側に伝えてきたのに、二つの旗が掲げられた事実を否定できず、台湾側は釈明に追われている。
活動家側は中国と台湾、香港の連携をアピールし、日本に対する圧力を強める目的で旗を持ち出したとみられる。また、抗議船が15日未明、台湾から救援物資を提供された後、尖閣に向かったことに関し、台湾外交部(外務省)は「支援は純然たる人道的考慮」と説明した。
台湾外交部の董国猷(とう・こくゆう)政務次長は16日、日本の対台湾窓口機関、交流協会の樽井澄夫台北事務所代表(大使に相当)と会談し、旗が尖閣に立てられたことについて「我が政府の主張と合っている」と原則的立場を述べながらも、旗がともに掲げられた事実は「全く知らなかった」と釈明した。台湾側としては、日本に“台湾が中国と通じている”と疑われることも避けたかったようだ。
会談で董次長は、日本で逮捕された香港の活動家の速やかな釈放を求める一方、尖閣諸島をめぐる争いの平和的な解決を求める台湾の立場を改めて説明した。
樽井代表は東シナ海問題での協力を重視する立場を重ねて強調したという。
台湾紙・中国時報によると、総統府直属の国家安全会議に14日、尖閣に関する情勢対応チームが設置されたが、香港活動家の上陸を想定していなかったため「あぜんとし、衝撃を受けた」という。
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