02. 2012年7月22日 21:41:49
: SuHVWfSgk2
上のニュースの続きです。http://japanese.irib.ir/news/本日のトピック/item/30501-サウジアラビアのシーア派ウラマーによる警告 (転載開始) 2012/07/22(日曜) 21:06 サウジアラビアのシーア派ウラマーによる警告 エレクトリーク解説員 サウジアラビアのシーア派の聖職者やウラマー・法学者多数が、声明を発表し、サウジアラビア国王に対し、現在の政府の政策の見直しと、差別の解消を求めました。サウジアラビア東部の宗教学者やシーア派ウラマー37名が、同国のシーア派聖職者ナムル師の拘束を受け、声明の中で、「この地域の情勢不安の元凶は、部族差別の政策にある。 それはこの数十年、政府関係者や一部の宗教組織によって、サウジアラビア東部の住民に対して行われてきたものだ」と強調しました。彼らはさらに、サウジアラビア政府に対し、シーア派に対する差別問題を審議し、政治犯、特にシーア派イスラム教徒の政治犯を早急に解放するよう求めました。 サウジアラビアで国民の蜂起が始まって以来、この国のシーア派教徒数十名が拘束され、刑務所に移送されています。サウジアラビ政府は、"シーア派が国家の安全を乱そうとしている"など、根拠のない主張により、東部のシーア派教徒や反体制派を拘束しています。こうした政府の行動により、国民と、治安部隊や政府の間の対立、衝突が高まっています。 最近、カティーフやアワミヤなどの東部の都市だけでなく、宗教都市のメディナや首都リヤドでも、反政府デモが行われています。こうしたデモは、国民が、政府の人権侵害や差別に基づく政策への反対を示すために実施されていますが、サウジアラビア政府は、問題をはぐらかし、世論を逸脱させるために、「デモ参加者は、外国に雇われた人々だ」と発表しています。 しかし、シーア派聖職者や法学者、そして政治活動家は、このような主張を否定しています。サウジアラビア社会の10%から20%を占めるシーア派教徒は、この数十年、特にアブドルアジズ国王によるサウード政権が誕生して以来、常に、サウジアラビアの他の市民と同等の権利を奪われてきました。サウジアラビア政府のシーア派に対する差別的な見方により、シーア派はこの国で、第二級の市民として扱われています。 サウジアラビアのシーア派教徒は、たとえ、他の階層の人々よりも高い専門的な知識や能力を有していても、政府の高官につくことができません。省庁などの高官職は、サウード家に独占されています。サウード家は、政権を維持するため、サウジアラビアで閉鎖されたシステムを敷いています。 この国には、政党や政治グループは正式に認められておらず、政府を批判する権利は誰にもありません。政府に反対すれば、逮捕と投獄が待っています。このような雰囲気は、現代において、もはや国民の要求に応えるものではありません。そのため、サウジアラビアの宗教関係者は、政府関係者に対し、国民の要求に注目すると共に、政治構造の改革を進めるよう求めているのです。 (転載終了) ●政府を批判するだけで逮捕、投獄されるサウジアラビア。こちらは無視していいのですか。 |