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■リビアは内戦状態であると認めたアサド大統領
シリアのアサド大統領は、シリアの内戦状態を認めました。
これまでは「テロリストとの戦い」と表現していましたが、
軍の反乱分子との戦闘も発生しており、
シリアはリビア同様、明らかに内戦状態にあります。
■英国は特殊部隊をシリアに投入
英国は特殊部隊をシリア国内い投入した様です。
これも、リビア情勢に酷似しています。
レーダーサイトや防空拠点に予め発信機を設置して、
空爆時に巡航ミサイルを誘導するのです。
英国特殊部隊が投入されたとなると
シリアへのNATOの介入は確実となるでしょう。
数ヶ月後かには、NATOによる空爆が行われ、
防空システムを破壊した後に、
地上部隊の侵攻を、ヘリコプターでサポートするのでしょう。
そうしておきながら、
「銃を手にした反政府民兵が政府軍を打倒」と報道するのです。
実際には、政府軍の装甲車や戦車をヘリでフルボッコにしているにも関わらず・・。
■ロシアの特殊部隊も潜入との噂も
一説には、ロシアの特殊部隊がシリアに展開を始めたとの情報も(ガセか?)
ロシアはアサド政権をバックアップしています。
シリアとロシアの関係は深く、
ロシアはシリアに軍港を構えているので、
アサド政権の崩壊はロシアの中東戦略に大きく影響します。
■シリアの内戦の拡大は、欧米VS中露 に発展する危険性
リビアと異なり、シリアへの欧米の軍事侵攻は、
中露との対立を誘発する危険性をはらんでいます。
シリアを支援するイランも黙ってはいないでしょう。
それだけに、リビアの内乱などと比較出来ない程に、
シリアに直接的にNATOが介入する事は重大な要素をはらんでいます。
■サウジやトルコが欧米の代理として武器供与
現状、シリアの反乱軍に武器を供与しているのは
サウジアラビアを筆頭とするアラブのアメリカの傀儡国家と、
EUとの関係も深いトルコです。
彼らは小火器しか供与していないと言われますが、
小型対空火器のスティンガーや、
対戦車兵器なども、供給していると見たほうが良いでしょう。
今後、戦闘が激化する中で、
反乱民兵を装ったアルカイーダが、
シリア政府軍を追い詰めてゆく事でしょう。
■イギリスは何を目論んでいるのか?
リビアのカダフィー打倒の先頭に立ったのは、
イギリスとフランスでした。
今回のシリアでもイギリスの動きが目立つ様になるでしょう。
イギリスはここ数年、中東に対して直接的な行動を取っています。
アメリカの撤退後の中東利権を
今のうちに獲得しておこうという魂胆でしょうか?
あるいは、中東の安定的な独裁政権を打倒して、
アメリカの作った中東秩序をあえて不安定にしているのでしょうか?
先日のフィナンシャルタイムスの記事ではありませんが、
「死んだふり」をしていたイギリスの
突然の覚醒は、世界を新たな秩序に導く先触れなのでしょうか?
シリア情勢から目が離せません。
ちなみに、シリア情勢の海外ニュースを貼り付けておきます。
「RT]
http://www.rt.com/news/britain-qatar-troops-syria-893/
イギリスの特殊部隊の投入を報じています。
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