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ローマでの4カ国首脳会議は、今現在、2時間前倒しで行われている。理由としては、メルケルがドイツとギリシャの準々決勝(ユーロ2012)を観にいきたい、という強い意向を持っているからとの事。
サッカー通の方ならご存知だとは思うが、ギリシャはユーロ2004で優勝した。当時の監督はレーハーゲル。そう、ドイツ人監督になり、ギリシャはダークホースからのし上がった。ドイツ人の規律によって、ギリシャ人のポテンシャルが発揮された、という経済問題をも連想させる当時のチームは、欧州の注目を集める事になった。そしてレーハーゲルは、全てのギリシャ人から愛される唯一のドイツ人になった。(ハリステアス)
ただ、失礼な言い方にはなるが、04年はギリシャが勝ち上がったものだから、96年・2000年(ユーロ)と比較し、個人的にはあまり面白くなかった。ギリシャには知っている選手が少なかったからだ。
今回、レーハーゲルの遺産のようなギリシャ代表は、好調ドイツの前にひれ伏す事になるだろう、ドイツにしてもかつての威光を取り戻そうとしている。死の組での「トリプル」は偶然では無い。死の組を勝ち上がったドイツに「死人の組」((死んでしまった者のグループ)から勝ち上がったギリシャ、ロシアを「煙に巻いた」ような勝ち上がり方をしたチーム(ギリシャ)がどう戦うか、経済問題を背景に技術では測れないゲームになる可能性はある。
首相が大事な会議を2時間早めて実施するくらい(しかも認められている)の大事なゲームなのであれば、ギリシャが勝てば「緊縮2年間猶予」などの条件をつけてもよさそうなものだが、メルケルの事なので、この試合が感動的なものにでもなれば、メルケルも緊縮条件、いや緊縮期間について譲歩するかも知れない。(2年要求に対して1年とか)
日本では考えられないかも知れないが、あながち冗談では無いこの可能性。そう、欧州のサッカーシーンは欧州文化そのものであり、外交なのだ。国家元首は、野党議員の名前などうる覚えだが、代表選手の名前を忘れる事はない。イタリア前首相は、政治問題よりミランのシステムに夢中になり(会長なので当たり前だが)、ラウールやイニエスタはラホイ(首相)より尊敬される。そして、ドイツにとってフットボールとはゲルマン魂そのものだといえる。
試合会場ではおそらく、経済問題に関する何らかの横断幕が掲げられる事になるだろう(強制撤去の可能性あり)、メルケルには会場で、ギリシャサポーターから発見されないように願うばかりだが、レーハーゲル去った後のギリシャ、色んな意味で「粘り」を見せて欲しいところだ。
※試合は4-2だった、ギリシャはそこそこ頑張ったが2年延長は無い!
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