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【5月10日 StratRisks】
トルコの日刊紙のアイディンリク(Aydinlik)紙は、自爆攻撃はCIAとモサドによって扇動方法としてイラクで行われてきたが、今回はそれがシリアで行われた、とレバノンのアル・ベナア紙が報じた、と伝えた。
「CIAとモサドは、イラク、パキスタン、リビヤなどいくつかの国でこの自爆攻撃を行ってきた」と、アイディンリク紙は月曜日の記事で報じていた。
このレポートは、イラク占領時にCIAとモサドの工作員がモスクを爆弾攻撃することでシーア派とスンニー派の間の軋轢を増幅させてきたことを示している。
「これらの工作員は、シーア派とスンニー派のモスクを標的にすることで自分たちの目的を達成してきた。全ての爆弾攻撃は自爆攻撃と宣言され、自爆攻撃者は死亡したと発表されてきたが、事実はそうではない」とアイディンリク紙は報じている。
この新聞はCIAとモサドは同じ方法をコフィ・アナン特使の国連のシリアに向けた計画を挫折させる目的でシリアでも使用している、と指摘している。
「政治アナリストは、この自爆攻撃はこれからシリア内で増えるであろうが、疑いなくモサドとアメリカの情報機関が黒幕である」、とこのトルコの記事は記している。
「しかしながら、自爆攻撃はシリア内での扇動と混乱のためとしては最も危険なやり方であるが、不幸にもトルコがモサドとCIAを支援しているのでトルコ国境がこの作戦の後方戦線となるだろう。つまり、トルコはアサド政権に対するこの作戦のパートナーである、ということだ」とアイディンリク紙は報じている。
●シリア首都で爆弾テロ、55人死亡372人負傷
読売新聞 5月10日(木)
【カイロ=貞広貴志】シリアの首都ダマスカス南部で10日、強力な爆弾2発が相次いで爆発し、内務省によると、通学中の子供を含む55人が死亡、372人が負傷した。
昨年3月に反体制デモが始まって以来、首都では最大規模のテロ事件で、「停戦」の行方に暗雲が漂っている。
爆発は、シリア治安機関前の幹線道路上で、通勤通学の市民でごった返す時間帯に起きた。車2台による自爆攻撃とみられる。軍施設と要員を標的とした従来の爆破・襲撃と異なり、市民の犠牲を見越した無差別テロの可能性が高い。道路に開いた深さ3メートル以上の穴からも無差別殺傷の意図は明らかだ。
10日午後(日本時間同日夜)現在、犯行声明はない。政府と反体制派は互いの仕業として非難し合っている。
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