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「キャメロン英首相のトップセールス」(BBCの記事より)
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/548.html
投稿者 無段活用 日時 2012 年 4 月 23 日 18:43:51: 2iUYbJALJ4TtU
 

(David Cameron 'banging the drum' for UK business : BBC NEWS UK POLITICS)
http://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-17662158


デビット・キャメロン氏はイギリス産業界のために「ドラムを叩く」




2012年4月10日最終更新08:34GMT

デビット・キャメロン氏は、東南アジアへの外遊に、兵器産業の首脳を含む、イギリス産業界の人々を同行させるという考えの正しさを主張した。

首相は、国民は兵器産業を誇りにすべきであり、日本などの国々がイギリスに投資するようになれば「経済が動き出す」と語った。

日本の主要自動車メーカー・日産は、新しいハッチバックをサンダーランド工場で生産する予定であることを発表している。


(以下、書き起こし。)


私たちは、イギリス経済を動かす必要がある。もっと作り、もっと売り、もっと輸出する必要がある。

日本は世界三位の経済大国で、イギリス製品の大きな顧客だ。イギリスに巨額な投資もしてくれる。その中でも、最近のニュースでは、日産がサンダーランドで新しいハッチバックを作るが、これでイギリスに数千の雇用ができる。

だから、私はここに来て、イギリスへの投資を促し、日本に製品を売る。保険・銀行・海運・金融も売ることができる。そう、防衛もだ。イギリスには防衛産業もある。こうした産業は誇りにすべきだ。国民に雇用を与えるのだから。

私たちがいる状況は、世界で最も厳しいものの一つで、他国がいる中で、世界に輸出品を売らなければならない。

[記者:それも首相の責務なのか?]

勿論。国外に出て、イギリス産業界のためにドラムを叩くのも首相の職務の一つだと、私は考える。産業界のリーダーで飛行機を満員にして、日本・インドネシア・マレーシアの市場に連れて行く。イギリスでもっと作り、イギリスからもっと売り、もっと輸出する必要があるからだ。そうすれば、経済の均衡を取り戻し、経済の動きを確かなものにできる。


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(David Cameron meets Japanese PM on Asia trade tour: BBC NEWS UK POLITICS)
http://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-17661004


2012年4月10 最終更新14:38

デビッド・キャメロン氏は、アジアへの貿易促進のための外遊で、日本首相に会う


デビッド・キャメロン氏は、イギリスが東アジア・東南アジアとの貿易を拡大する試みとして、東京で野田佳彦・日本首相と会談した。

イギリス首相は、1週間の日程でこの地域を訪問中で、日本とは、新しい防衛協定の取り決めが見込まれている。

首相は、「飛行機をビジネスリーダーで満員にして」「イギリスのために国旗を揚げる」ことは、自分の仕事の一部だと語った。

横浜の日産本社訪問では、新しいハッチバックがサンダーランド工場で生産されることになるとのニュースを、首相は歓迎した。

首相は、日本との新たな貿易協定の取り決めを見込んでいる。この協定では、両国初の武器の共同開発が予定されている。

キャメロン氏は日本に向かう機内で記者たちに、防衛産業の大型契約担当者が、40人を超える今回の通商使節団に含まれることに、日本は「全く抵抗がない」と語り、イギリスの「強力な防衛業界」を讃えた。

「イギリスの武器輸出には、世界のどこよりも厳しいルールがいくつかある」と、同氏は語った。

「しかし、日本を初めとする、過去に米国の装備ばかりを購入する傾向のあった国々も、門戸を開きつつあり、今回同行している、ヘリコプター製造のアグスタウェストランドような企業にも、機会はある。」

「責任が大きく、重要な機会だと、私は考える。」


訪問の延期

同氏は、この地域の国々との外交関係を発展・強化したいと語った。

「この地域の国々には、大きな可能性が見える。」

「首相の仕事の1つは、大小さまざまな企業のリーダーたちで飛行機を満員にして、輸出を増やし、投資を増やしてもらい、国外に出て、イギリスのために国旗を揚げることだ。」

ジェレミー・ハント文化相、デビット・ウィレッツ科学相、サー・ジョン・ベディントン政府首席科学顧問、BAEシステムズ・原子力産業協会・ロールスロイスなどの代表が、使節団の一員として、今回の貿易促進のための外遊に参加した。

イギリス政府の話では、首相がビジネスのための外遊に出たときは、訪問先の国々への輸出が20%増加する。

キャメロン氏は去年訪日を計画していたが、ユーロ圏の危機により延期となっていた。同氏は野田佳彦首相とも会い、多様な問題について意見を交換した。その中には、世界経済や、去年の地震と津波によって引き起こされた福島原発の大事故による、原子炉の休廃止についてのイギリスの専門技術も含まれる。


ロケットの発射は「容認できない」

会談の後、キャメロン首相は北朝鮮に対し、今週後半に計画しているロケットの発射を諦めよとの求めを無視せぬよう、警告した。

ピョンヤンの高官は、今回の発射はミサイルの技術開発を隠蔽したものであるとの懸念は「ナンセンスだ」と語ってきており、今回も平和的な宇宙開発計画の一環であると語っている。

しかし、キャメロン首相は、テレビ局・ニュースゼロに、「彼らがそれを前に進めるなら、国連安保理は、可能な最も強い言葉で非難するだろう」として、発射を進めることは「容認できない」だろうと語った。

首相は付け加えた。「彼らが別の道を進む必要があることを、私たちは説明する必要がある。彼らは、武器・軍事の分野での活動を減らし、世界の他の地域とより密接に関わる必要がある。」

キャメロン氏は、東京の皇居で明仁天皇と会見し、日産の最高執行責任者・志賀俊之氏とともに、横浜にある同社の本社を訪れた。

日産は、2014年にサンダーランドにある同社のイギリス工場で、新しいハッチバック車を製造することを発表しており、これにより、同工場と部品供給業者の雇用が増加する。首相はこれを、「イギリスの労働力の技能と柔軟性を信頼し、高く評価してくれた」ものと語り、更なる投資を呼び込みたいと語った。

イギリス政府は、リージョナルグロースファンドなどの、多様な刺激策を用いて、外国企業による国内への投資を促している。

同政府はまた、2億ポンド以上に相当する投資を日本からイギリスに呼び込む、商談をまとめたいと考えている。

外遊中には、他に、パナソニックが燃料電池の研究拠点にカーディフ(ウェールズの首都:投稿者)を選定したことや、三菱商事がエディンバラ(スコットランドの首都:投稿者)に風力発電プロジェクトの基地を置くことなどが発表される見通しだ。

キャメロン氏は今週後半、ビルマを訪問する予定だ。4月1日に実施された、同国にとって画期的な補欠選挙の後、最初に同国を訪問する最初の欧米の指導者となる。


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(投稿者より)

BBCのサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。

最初の動画記事には、キャメロン氏の意気込みがよく現れています。言葉は分からなくても、勢いは伝わります。その口調は、政治家というより、サッカーの監督です。

2番目の記事のタイトルは、「日本首相に会う」でした。確かに天皇陛下と会見し、野田首相と会談しましたが、キャメロン氏が訪日した主な目的は、横浜・日産本社の訪問だったようです。氏はそこで、社員たちと語らい、イギリスから来ていた技術者を激励していました。

日本メディアは、武器の共同開発だけをことさら大きく取り上げていました。将来、戦争を起こす時を想定し、国民の心理的抵抗を今から下げておきたいのでしょう。無駄な努力だとは思いますが、キャメロン氏の思いは別のところにあり、あくまでも雇用創出と経済回復がその目的だったようです。

イギリス政府首脳としては、1月にオズボーン蔵相が来日しています。オズボーン氏は、新幹線を見に来ました。その技術をイギリスに導入できないか、検討のための来日でした。
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/731.html


日産本社のある横浜は、開国初期の開港場の一つで、日本で最初に鉄道が開通した都市です。その鉄道は、イギリスの技術を導入したものでした。開国150年が過ぎ、今度はイギリスが、日本の技術を求め、日本への輸出を増やし、日本の資本を取り入れたいと関心を示し、行動しています。

ところで、キャメロン氏が今回訪問した国々は、日本・インドネシア・マレーシア・ミャンマーの5カ国です。

日本では、雇用や投資の拡大に成功しました。インドネシアでは、エアバスA330を11機、ガルーダ・インドネシア航空に売る商談をまとめました。3億2000万ポンド、ざっと400億円の取引です。
http://www.bbc.co.uk/news/uk-politics-17674151


マレーシアで何をしたかはよく分からないのですが、ミャンマーでは、軟禁を解かれ国会に議席を得た、民主派のリーダーであるアウン・サン・スー・チー氏と会談しています。それだけでなく、軍政派のテイン・セイン大統領とも会談しています。少数民族・カレン族との代表とも会っています。キャメロン氏は国際社会に向け、ミャンマーへの経済制裁の一時停止を呼びかけました。国民の和解と国際社会への復帰をイギリスが後押しする意向のようです。ミャンマーはこの数年、国際社会からの孤立から逃れるために、中国に接近していましたが、この役割は中国にはできません。

この国々を見て、ふと思ったことがあります。日本はさておき、今回キャメロン氏が訪問した国々では、いずれも欧州や旧宗主国への反感が強く残っているはずです。そのような国々を、キャメロン氏は選んで訪問しています。また、ドイツもフランスも、トップのアジア訪問では、まず中国を訪れており、キャメロン氏自身も一昨年は大使節団を率いて中国を訪れましたが、今回は中国訪問を見送っています。タイも韓国もスルーです。オーストラリア・ニュージーランド・シンガポールなども訪問していません。

私の見方は間違っているかも知れません。また、慎重な観察が必要でしょうが、世界情勢が大きく変わる中で、イギリスが東南アジアとの関係を結び直すことに、将来の活路を見いだそうとしているように、私には見えました。

これらの記事は、発表後2週間近く経っています。投稿文を作成して、1週間くらい寝かせてありました。周回遅れの観がありますが、今後大きな動きがありそうな気がするので、やはり、投稿することにしました。  

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