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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120412/k10014387851000.html
仏大統領 福島訪れずに“視察”
4月12日 7時59分
原発政策が争点の一つとなっている、フランス大統領選挙で、再選を目指すサルコジ大統領が、東京電力福島第一原子力発電所の事故を理解しているとアピールするため、実際には訪れていない福島県を視察したと発言し、野党の候補者から厳しい批判が上がっています。
今月22日に投票が行われるフランス大統領選挙では、再選を目指すサルコジ大統領が原発推進を掲げているのに対し、最大野党、社会党のオランド候補は原発への依存度を下げる政策を訴えています。
こうしたなか、サルコジ大統領は先週、選挙演説の中で、自分は福島県を視察して、福島第一原発の事故を理解しているとしたうえで、現地を訪れていないオランド候補は、何が起きたのか理解しないまま原発政策の見直しを訴えている、と批判しました。
ところが、サルコジ大統領は去年3月31日に日本を訪問したものの、東京に短時間滞在しただけで、福島県は訪れていません。
このためオランド候補は、10日、「実際には行わなかった視察を行ったかのように語るとは、前代未聞だ」と述べ、大統領はうそをついたと厳しく批判しました。
今回の選挙では、信用不安の影響で経済政策に関心が集まり、原発政策は主要な争点とはなっていませんが、苦戦が伝えられているサルコジ大統領は、ライバルのオランド候補に新たな攻撃材料を与えた形となりました。
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国際6
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