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イラン : 反体制派への弾圧の激化が明らかに  アムネスティ・インターナショナル
http://www.asyura2.com/11/kokusai6/msg/499.html
投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 3 月 08 日 20:36:38: mY9T/8MdR98ug
 

3月2日、イランで国会議員選挙が行われた。これに伴い、イランでは表現の自由に対する弾圧が激化していると、アムネスティ・インターナショナルは述べた。

アムネスティが新たに発表した、71ページにおよぶ報告書、『イランで激化する反体制派への弾圧』は、イラン当局がいかに着々と抗議運動を弾圧してきたかを詳細に記している。

2011年2月以降続いている、反体制派の指導者、ミール・ホセイン・ムーサヴィとメフディー・キャッルビーが率いる抗議運動でも、この数ヵ月間、数多くの逮捕者が出ている。

イランは、「中東と北アフリカにおける抗議運動を支援する」と主張しているが、長引く弾圧は、この言葉がいかに空しいかを示している。

「今日のイランでは、一般市民が社会的、政治的に認められる活動範囲はますます狭くなっています。そしてその範囲外で行動を起こせば、身の危険がおよぶことになります」 と、中東・北アフリカプログラムの暫定副ディレクター、アン・ハリソンは述べた。

「インターネット上でソーシャルグループをつくったり、NGOを立ち上げたり、NGOに参加したり、現状に抗議の意思を表したりすれば、投獄されます」

「この非情な状況を伝える報告書は、中東のエジプトやバーレーンなどの反体制派に連帯を訴えるイラン当局の偽善性を、浮き彫りにしています」

ここ数ヵ月の間の相次ぐ逮捕は、弁護士、学生、ジャーナリスト、政治活動家とその親族、宗教的マイノリティ、 映画製作者、とくに他国のメディアとつながっている人びとなど、さまざまなグループを標的にしている。

反体制派指導者のミール・ホセイン・ムーサヴィとメフディー・キャッルビは、2009年の大統領選挙で敗北し、2011年2月から事実上の自宅軟禁状態に置かれている。また、メフディー・キャッルビの妻は2011年7月に釈放されたが、ミール・ホセイン・ムーサヴィの妻は 夫とともに自宅軟禁されたままだ。

3月2日の国会議員選挙に向けて、事態は悪化の一途をたどっていた。

当局は、大きな脅威とする電子メディアを重点的に弾圧してきた。1月には巡査部長の一人が、グーグルは検索エンジンでなく、スパイの道具だと発言。同月、新たに設けられた「サイバー警察」は、インターネットカフェの経営者に、監視カメラの設置とコンピューター使用者の事前身分登録を義務付けた。

ブロガーのメフディ・カザリは2月、実刑4年6ヵ月とその後の「国内追放」10年、さらに「反体制的なプロパガンダ」、「国家の安全を損なう集会および共謀」および「政府関係者を侮辱」などの罪で罰金刑を科せられた。「国内追放」が実際には投獄になるのかは不明だ。

カザリは2011年に起訴され釈放された。しかし1月に再逮捕され、現在はエビン刑務所に収監されている。収監に対する抗議としてすでに40日以上もハンガーストライキを続けており、健康が懸念されている。

女性の人権擁護グループなどの人権擁護活動家に対する嫌がらせや逮捕、収監も増える一方で、活動停止に追い込まれたNGOもある。

人権擁護活動家センターの創立時からのメンバー、アブデルファタ・ソルタニは9月に逮捕されて現在エビン刑務所に収監されている。人権擁護への国際的な賞を受け取ったことなどを裁く裁判の結果を待っているが、20年の実刑をとなる恐れがある。

個人の活動家への圧力は、イラン国外にも広がっている。

2月上旬、BBCは、ペルシャ語部門の職員の家族が嫌がらせを受け、家族の一人は1月に逮捕されたうえ独房に入れられ、他の家族はパスポートを没収されていたことを、明らかにした。

イランの人権状況の悪化は、こうした多種多様な人びとへの攻撃が背景にある、とアムネスティは述べた。

2011年に行われた公開処刑は、2010年の4倍にものぼる。公開処刑で社会の恐怖心をあおっているだ。

昨年には数百人が死刑を宣告されたが、罪状の多くは薬物犯罪である。また、未成年への処刑は国際法が固く禁じているが、イランは犯罪をおかした未成年への処刑も続けている。

アムネスティは国際社会に対して、イランの核開発計画や広範な地域での出来事などの緊迫する事態に国際社会の目が向き、人権上の義務への圧力が緩めないように訴えた。

アムネスティは、3月にイラン特別報告者の任期を延長するよう国連人権委員会に求めた。

「これほど厳しい弾圧をうけているイランの人びとにとって、国際社会のイランに関する議論が、人権問題を見過ごし、核開発計画の問題に終始するのはきわめて 残念でしょう」とアン・ハリソンは述べた。

「イラン政府と取引する国は、国内にいる勇敢な人権擁護者、労働組合、少数民族、ジャーナリストに対する責任を忘れてはならないのです」

▼報告書『イランで激化する反体制派への弾圧』はコチラ(英文)
http://www.amnesty.org/en/library/info/MDE13/002/2012/en

アムネスティ発表国際ニュース
2012年2月28日


http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=1059

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イランにおいてもリベラルな改革派勢力は無視できない規模で存在するが、支配勢力によって選挙への立候補が認められず政治的影響力を行使できない状況に置かれている。
 

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コメント
 
01. 2012年3月08日 21:04:43 : 3qnQLIFstY
その反体制派を支援しているのがイスラエル、アメリカを中心とした欧米人勢力なのを触れないアムネスティ・ダイナモインターナショナル。
そのアムネスティ・インターナショナルの活動資金を出しているのが欧米人なのだからしょうがない。
それにしても欧米人勢力の人権に訴えて情報操作する工作活動も昔ほどの巧妙さが無くなったな。
ダイナモ中島の洗脳は、未だに解けず(爆笑)

02. パルタ 2012年3月09日 15:01:45 : BeExvDE2jO5d2 : KWEa32Be12
イランでは保守派は勝っても現職は惨敗。ロシアでは現職は勝っても不正が疑われている。
よって今後も欧米はイラン・ロシアへの揺さぶりを続ける。
アルカイダはスンナ派であり、シーア派は異端である。言う事を聞かないならチェチェン過激派もアルカイダもある。
アルカイダというのは米国にとって打ち出の小槌かドラえもんのようなものである。

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